メメント・モリ( memento mori)

 

 

20年ほど前だったか、救命救急医の著書を読んでこの言葉を知った。

 

メメント・モリとは、「自分が(いつか)必ず死ぬことを忘れるな」「死を想え」という意味を持つラテン語の言葉である。

現代では主に「死を意識することで今を大切に生きることができる」という解釈で用いられることが多いようだ。

 



 

子ども時代には、相手を痛めつける悪口の一つとして「死」や「殺」の言葉を用いてしまう場合がある。

自分自身も含め、なにびとの命も奪ってよいはずがない。そのようなことは言わずもがなであるが、子どもたちにはこのような言葉の示唆する意味をきちんと教えるべきだろう。

 

 

 

先日のYOSHIKIさんのTwitterには驚いた。

 

 

 

”死” を示唆する書き込み…

殺害予告とも取れる、書き込み…

 

このようなことは、決してあってはならぬことである。

 

「示唆する」「とも取れる」から、直接的な表現ではなかったのかもしれないが、実際の文面やその前後関係などが分からないので、書き込んだ人がどのようなことに対して怒りを顕わにしたのかは不明である。そして、その書き込みが単発だったのか繰り返されたのか、それも分からない。

いずれにしても、誹謗・中傷やこのような犯罪めいた書き込みは許されざることだ。

 

しかし、「批判」と一緒くたにするべきではない。

 



 

これまでを振り返れば、YOSHIKIさん自身、「死」に関わることを軽く扱い過ぎてはいなかっただろうか。


 

ダイヤオレンジ2010年アルバム発言
「9割以上が出来ていて秋に発売する。出なかったら逆に俺たちが困る」
「絶対出ます」「出なかったら腹を切る」

 

ダイヤオレンジ2012年アルバム発言

アルバムが先か、死が先か?(笑)

 



TAIJIさんはYOSHIKIさんによってXをクビにされた。

その後のインタビューでは「今までで一番辛かったのはX脱退」だと…。

 

悲しい最期となったTAIJIさんの人生に大きく関わったYOSHIKIさん。

彼をクビにしておきながら、「世界制覇はTAIJIの夢…」などと、よく言ったものだと思う。

HIDEさんやTAIJIさん、そしてXYオーディションで合格していたYOSHIさん。

YOSHIKIさんのTwitterやライブ、プロモーションなどを見ると、人の死さえも利用しているのではないかとさえ感じてしまう。

身近な人の死、大切な人との別れ…その思いは頻繁に口にするような軽いものではない、私はそう思う。

ましてや、死を悼むコメントをハッシュタグをたくさんつけてツイートするなど、言語道断だと感じる。

それはまるでプロモーションの一つであるかのようだ。




ダイヤグリーンダイヤグリーンダイヤグリーンダイヤグリーンダイヤグリーンダイヤグリーンダイヤグリーンダイヤグリーンダイヤグリーンダイヤグリーンダイヤグリーン


繰り返すが、誰に対しても「死」「殺」などの脅迫めいた言葉を書き込むことは許されないことだ。

YOSHIKIさん自身、とても恐怖心を抱かれたことであろう。

 



 

 しかし、ここでYOSHIKIさん自身に問いたい。


長年、X・X JAPANやYOSHIKIさんを応援し、その音楽を生きるエネルギーにしてきたファンを

あなたは、裏切り、傷つけ続けていないだろうか?

 



2010年に「出なかったら腹を切る」とまで断言したアルバムはまだ出ていない。

しかも、そのことに対して未だ何の説明もない。

 

2012年にはアルバムが先か、死が先か?(笑) 笑いにしている。


 

「死」は現実のものとして日常に存在する。

今、このときも、何処かで誰かが命の扉を閉じているだろう。

 

X JAPANのアルバムを待ちつつ亡くなった方もいるだろう。


 

共に音楽を奏で、アルバム作りに心血を注いだメンバーに対しても、

YOSHIKIさんはその労に報いることなく、まだ先延ばしするのだろうか?




https://twitter.com/yoshikiofficial/status/1641077865755312136?s=61&t=bHDS-81xmY9tLZo-BpcYtQ

 

 

まー、

スターになると色々言われるよ!


警察に相談したほどのシリアスな案件なのに、笑いの絵文字??


スターだと言うのなら、ファンへ夢と希望と活力を与えて欲しかった。


SNSを見る限り、多くのX JAPANファンは確実に離れている。


長い間、信じて待っていたファンも、踏み躙られ、裏切られ、絶望して去っている。


残念としか言いようがない。


好きだったバンド

好きだった音楽

好きだったメンバー


全てが踏み躙られた悲しい最後。






ダイヤオレンジダイヤオレンジダイヤオレンジダイヤオレンジダイヤオレンジダイヤオレンジダイヤオレンジダイヤオレンジダイヤオレンジダイヤオレンジダイヤオレンジ



自らにも戒めたい


メメント・モリ


死はいつやってくるのか分からない

自分にも他人にも…


自分を支え、励まし、力を貸してくれた多くの人たちに

とりわけ身近な人たちに


いつかではなく、今、

自分にできる最大限のことを


大切なことを見据えて

いつかではなく、今

感謝と慈しみとを伝えたい