プライド【pride】

誇り。自尊心。自負心。

 

「プライドがある」とは、自分自身を誇らしく思っている、自信があると言う意。

「誇り」は、自慢に思うこと。名誉だと考えること。

「自尊心」は、自分自身を優秀だと思う気持ちのこと。(Web辞書検索より)


そもそもプライドを持つことは決して悪いことではない。誇りを持って生きることは大切なことでもある。

しかし、高すぎるプライドには弊害が伴う。

 下記のようなアドバイスも見つけた。

「誇りや自尊心を持つことも大切だが、過ぎた誇りや自尊心は他人からのアドバイスなどを聞かずに排除してしまう傾向もあるので、注意が必要。」

 

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「プライドを捨てなければ、成長し続けることはできない」

この記事タイトルを見て、久々に「その通り!」と思えた。


(斜体部分は記事の引用)

 

しかし、記事の内容は期待を裏切るものだった。

(いや、正直、期待はしていなかったのだが…。)

なぜこうも美しい言葉で賞賛記事が書けるのか、実像を見せられてきたファンからすれば、歯の浮くような賛辞満載。

上記記事の小見出し得のいくものができなければ世に出さない」以下の内容を確認してほしい。

タイトルに反して、記事冒頭からプライドを見せつける輝かしい経歴披露の文章が続いている。



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『濃密な人生を歩み、最後は砕け散ってもいい』


「何事もやりきりたい、という強い想いがあるんです。…(中略)…人生は長さではなく密度。せっかく生を与えられているのだから、思い切り生き、最後はガラスのように砕け散ってしまってもいい。薄く生きることは、僕にとって、人生を放棄していることと同じなんです」

 

「何事もやりきりたい」という強い想い

現実はどうだろうか?

やりきっていないこと、中途半端なことの数々なのでは?

 

「最後はガラスのように砕け散ってしまってもいい。」

仲間と共に創り上げたものも道連れにしないでいただきたい。

破壊することを自分の美学のように語られることが多いが、他人の人生(特にメンバーの人生)やファンの思いも破壊しているように感じるのだが。

 

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 『目指すYOSHIKI像とは?』


「それは答えるのがなかなか難しい。他者から称賛される自分になれたら幸せなのかというと、それは違う気がするし。…」

「完璧な人間なんて、この世にいません。僕にしても、足りない部分や間違っていることがたくさんあるはず。そんな自分をこれでOKと肯定していては、成長はストップしてしまう。実績や成功体験がある人ほど、プライドが邪魔して自分自身を批判的な目で見ることができなくなるかもしれない。でも、つまらないプライドを捨て、自分を否定できなければ、次のステージには進めないと思います」

 

「他者から称賛される自分になれたら幸せなのかというと、それは違う気がするし。」

・・・YOSHIKIさんにとって、本当にそれは違うのだろうか?

出される情報や言動を見ていると、飽くなき他者からの称賛を求めているように感じるのだが。


 

「実績や成功体験がある人ほど、プライドが邪魔して自分自身を批判的な目で見ることができなくなるかもしれない。でも、つまらないプライドを捨て、自分を否定できなければ、次のステージには進めないと思います。」

・・・その通りだと思う。

自らを批判的な目で見つめ、つまらないプライドを捨てないから、様々なことが頓挫してしまうのではないだろうか?

そして…

つまらないプライドを捨てることができていれば、アルバムもとうに出ているはず。

 

 

 

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ところで

「何事もやりきりたい」という強い想い 

…その想いを持つのは素晴らしいことだが、実際に自分が口にしたこと(発言)に責任を持つということはないのだろうか。

 

先日、既視感のあるツイートを目にした。

2022/04/03  


多分今までの人生の中で、今が一番忙しい。

不思議。。!🐯👽

これから色々と発表があると思う。

 

このツイートを見て、以前のツイートを思い出したのは私だけではあるまい。

2020/06/22  

 

 

2020年の私のスケジュール帳を見ると、5~6月のYoshikiチャンネルの予定を何度も書き直している。

そして、ついには私も堪忍袋の緒が切れ、6/30の欄に「Yoshikiチャンネル解約!」と太字で書き込んでいる。


あの時は、今度こそアルバムリリースか、と期待した。しかし…

 経緯と詳細はMeYouさんのブログ↓に書かれているので、ぜひ参照されたい。

 

 

 「多分今までの人生の中で、今が一番忙しい。

…これから色々と発表があると思う。」

なぜ、同じことを繰り返すのか。


約2年前、裏切られたときの落胆を思い出すと、同じような言葉を使って期待を煽られることが不快でもあり、滑稽にも思える。



「一番忙しい」の更新。

年齢を重ねると一日の時間の感覚が短くなり、仕事効率も落ちる。

若いときには難なくこなしていたことに、妙に時間がかかったりする。

そういう意味で「今が一番忙しい」と感じるのかもしれないが、それをいちいち発信する意図は何なのだろう。

・お忙しいよっちゃーん♡身体も心も壊れないように、息抜きしてね。

・ハードなスケジュールなのに、世界や日本のファンにいっぱい気遣ってくださるのが励みになります。

・超多忙の中、ありがとうございます。いろいろな発表って何かな?楽しみにしています。

・無理はしないで下さい。ご自愛ください。

…等々、優しいRTが溢れている。

 


2020年の「大きな発表」も肩透かし。その年の暮れに大々的にアナウンスされた

「全世界プロジェクト YOSHIKI:Under the sky」も、一体どうなったのだろうか?


それもこれも「何事もやりきりたいという強い思い」を持つ人の仕事とは思えない。

 

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破壊と再生、信念と挑戦、否定と成長。輝き続ける男が抱く想いは、とてつもなく熱い。

 

冒頭の記事は上記の賛辞で結ばれているが、

公言したことが実行された暁に、このような絶賛記事を書いてほしい。