翌朝、貴夫の機嫌をなおそうと、
香代子は貴夫に謝ろうと思った。

でも、貴夫を前にすると、
なんだか息の詰まるような思いになり、
激しく緊張した。

「あの・・貴夫さん、ごめんなさい。
私が子供達を大人しくできなかったから・・・」

貴夫は、
「全部お前が悪い」
と言った。

香代子はとにかく、
「すみませんでした・・」
と謝った。

すると貴夫は、
昨日口にしなかった朝ごはんを食べ、
「ごちそうさま」
と無愛想に言い、会社に行った。

香代子は、
よかった、元通りになった・・・
とほっとした。