小学2年生、現在の状況おぼえがき。 | 不思議ちゃん、フシギくんを育てる。〜自閉っ子育て〜

不思議ちゃん、フシギくんを育てる。〜自閉っ子育て〜

2015年3月生まれの息子。2歳半で自閉症スペクトラムと診断され、加配付きで幼稚園入園。早生まれな上に、発達障害なもんだから、幼稚園でもフシギ街道まっしぐら。「天然で不思議系」と呼ばれてきた母も、自身について振り返りつつ、子育てに奮闘する毎日です。

息子、二年生。

だいぶ人間になってきています。

 

学校から帰宅後、おやつを食べて公文を済ませる

公園や家の前で友達とあそぶ

家に帰ったらお風呂掃除をする

学校の宿題をして、明日の準備をする…

 

りちぎできまりごとを守るタイプのため、

上記の流れを、毎日言わなくてもやってくれるので、

子育てが、信じられないくらい楽になりました。

 

幼稚園で朝のお支度の時、あんなに何もせずぼーっとしてたのにねぇ。

成長したねぇ。

 

今回は、ほぼ自分のための覚書です。(長文ですが、ご容赦ください)

 

 

個人面談では、先生から、

「なんでもクラスで一番意欲的に取り組んでいます。

友達や下級生にとっても優しいので人気です」

とお褒めの言葉。

 

これはずっと幼稚園時代から必ず言われている、

彼の美徳だと思います。

 

 

でも、なんでも譲ってあげたり、

相手のやりたい事をずっとやってあげたり、

ちょっと譲りすぎな所が多く、

クラスの男子も、鬼ごっこの鬼とか、嫌なことを息子に頼んでいることも!

 

「給食のおかわりで、Aくんじゃんけん弱いから、

僕、いつもわざと負けているんだよ。Aくんが果物食べれるように」

 

と、息子が昨日言ってきまして。

「え!?わざと負けるなら、

そもそもおかわりじゃんけんに加わる意味なくない?」

と真顔で詰めてしまいました。

 

「そっか、やさしいんだねぇ」と褒めてもらいたくて言っただろうに、

ごめんね。

 

でも、嫌だとか、やりたくないとか、これをやろうとか、

自分の意思をもっと発信できるようになれれば良いなぁ、と思います。

それができない事は、「やさしさ」と言われがちだけど、

コミュニケーション力の低さとも言えるのではないかと。

 

 

今は通級は通わず、普通学級のみですが、

授業中、集団指示が耳に入らず、

まわりの子が取り組み始めてから、それを見て慌ててやる…

ということも多いそう。

 

ここは、幼稚園時代から永遠の課題。

 

主治医や通級の先生、関わる人々から「自閉症ではない」と言われる息子。

発達検査wiscでもIQ120 、全項目同じくらいで凹凸も全然ありません。

 

診断は外れたけれど、私は確実にADHD(不注意型)はあると

確信しているため、その改善にはまだ取り組んでいます。

 

以前、長らく小学校の支援級の担任をしていたという療育の先生から

こう言われたことがあります。

 

「あのねお母さん、

幼稚園の時に他害が出るタイプや、

多動タイプ、

コミュニケーションがうまくいかず、友達とすぐ喧嘩してしまうタイプは

親として困り度は高いんですけど、実は療育での改善が早いんです。

小学校1、2年生くらいになると、みんな落ち着いてくる。

 

でも、ぼーっとしやすい、という症状の子は、長くかかるんです。

小学校4年生、5年生くらいまでかかるかな。

でも、不思議とその頃には改善していくので、心配しなくても大丈夫!」

 

まだまだ先は長いけど、なんという希望!

先生の言葉を信じ、一縷の望みにすがっています。笑

 

 

「ADHD治療薬というものもありますけど、どうなんでしょう」

という私の質問には、

 

「それは、

授業中止まれなくて歩き回ってしまったり、

他害をしてしまったり、

困り感が多い時に使うことが多いね。子供は。

ぼーっとしがち、というだけの子どもに使うことは少ないと思うよ」

 

とのこと。

 

今はまだ7歳になったばかり。

とりあえず、薬は選択肢から外しておこうと思います。

 

 

公文では、三学年上の分数の計算や漢字を先取りしているため、

学校の授業(まだひきざんの筆算とか)はついていけている模様。

 

それが無かったら、授業中ひたすらぼーっとして、

すごい点数取ってくるんだろうなと思うと、

「やってて良かった、公文式!」と、言わずにはおれません。

 

 

 

少し子育てが落ち着いてきたので、実は社会復帰しました。

メーカーの経営企画室、広報職。

 

フリーランスで長らく気楽にやってきた私には、正直荷が重いですが…

それでも、

毎日午前帰りが当たり前、点滴して働くほど激務の広告業界に新卒で入った私は、

日本的な大手企業のゆるさ、優しさに日々感動しています。

時短勤務なのもありがたい。

 

おっとりしており、まだまだ心配な早生まれの息子と、

早熟でリーダー気質、気が強めの、遅生まれの娘。

 

家族と手を携えながら、

子育ても、第二のキャリアも、頑張ります。