弘前市は私の生まれた町です。学生時代まで住んでいました
ので街中は良く知っています。しかし、なかなか歴史を訪ね
る機会がなく浅い知識しかないのですが、観光のオフシーズン
の昨日、ついでに西茂森町の長勝寺を訪ねてみました。
長勝寺は禅林街33寺の正面にあり、弘前を見つめる要のよ
うな役割を担っているような気がします。隣には、戦没者を
祀っている忠霊塔があり、幼稚園の遠足に来たような気がし
ます。長勝寺の正面から中門を入ると、大きな三門があり
両側に仁王様が控えていて、造りは岩木山神社の山門に
よく似ています。門を過ぎると右に鎌倉時代と言われる
鐘楼があります。左隣に庫裏があり本堂までの観光用の案内道
があります。本堂に入るのは初めてです。方形に大きな部屋が
襖が開けられているので奥の部屋まで広さがわかります。
通路の奥から右正面には仏壇に津軽為信公らしき像があります。
像までは少し離れていて照明もないのではっきりわかりませんで
した。撮影禁止の表示がなかったので感度を上げて手持ち撮影
しました。本堂を出ると向かい合って蒼龍窟があります。
多くの像が並ぶ五百羅漢があり一点に見つめられていてギョ〜
とします。そして蒼龍窟の西奥へ進むと地蔵堂があります。
数えきれないくらいの小さな地蔵群が左右に存在します。
衝撃的な光景なので、小さい時に来た印象が残っていました。
中々、見れない光景なので思わず手を合わせました。さらに
西方向には津軽家代々の藩主が祀られている霊屋がある。
有名なのは2代信枚公の正室「満天姫」のお墓がある。
太平山長勝寺は国の重要文化財にしてされています。
津軽の祖、大浦光信(津軽為信)の菩提寺として鯵ヶ沢町に開創。
その後移転され、弘前城築城に合わせて1610年に現在の西茂森町の
禅林街の正面に移された。