その日

私は仕事から帰宅し

 

 

すぐさま母から今日の出来事について細かく聞くと同時に

インターネットで“脳腫瘍”について調べまくりました

 

 

 

脳腫瘍の発生確率は

年間で1万人あたり1人~2人

 

確率にすると

0.0001%~0.0002%

 

 

 

え?!どんな確率よ・・・

そんな稀少な病気にお父さんが罹患したの?

 

 

 

お酒も全然飲まない

タバコも吸わない

毎日栄養バランスのいい食事を食べている

仕事の休みの日はジムや卓球で体を動かしている

 

 

 

そんなお父さんがなんで?

ガン家系でもないのに・・・

 

 

 

大丈夫、大丈夫。

お父さんは良性だ。大丈夫。

 

 

 

と何度も何度も言い聞かせていました

 

 

 

当然

その日の夜、涙を流しました

 

 

横になって5分もすれば

眠りにつくという特技を持っている私が

 

なかなか寝付けず

夜中も何度も目が覚めました

 

 

 

それでも!!

 

 

こういうときこそ

前向きにならなければ!と自分自身を鼓舞し

 

 

まだ脳腫瘍が良性か悪性かも判明していない段階で

落ち込んでいても仕方がない!

 

 

いや待てよ?

 

むしろ

 

 

数日早めて病院に連れて行ったこと

最初の病院ですぐさまCTをとってもらえたこと

名医のいる総合病院に繋げてもらったこと

しかもその総合病院が自宅から徒歩10分程度の場所にあること

 

 

 

これはとんでもない奇跡なんじゃないか

 

 

もしかしたら

検査を後回しにされたり

CTやMRIをとらず誤診となる場合があったり

父が倒れるまで大きな異変に気づかない可能性だって

あったのではないか

 

 

 

そう考えることで

少し気持ちを落ち着かせることが出来ました