**** ハーツ活動日誌 【2021.05.19】 ****

昨年8月から民事裁判を重ねている「猫集団里親詐欺事件」。

昨年12月8日に、行方不明になった猫、
9匹のうちの1匹、イシマツが譲渡先と聞いていた豊川市から
約20キロ離れた蒲郡市形原の公園で
奇跡的に見つかった事から、
原告の堀岡さんは、
5月17日、イシマツに関わったと思われる
被告の女性2人を、
豊橋警察署に刑事告発しました。

豊橋警察署は、
分厚い書類を読み、
受理するかどうかを決めると答えています。

ハーツは、昨年1月、
原告の堀岡さんから
元交際相手の女性の仲介でその友人、
知人を含む4人の女性に譲渡した猫が
行方不明になったことを相談されてから、
弁護士との打ち合わせに同席したり、
関係資料を集めるなど、
できる限りのサポートをしています。

堀岡さんの休みの日には、
毎週、豊橋市蒲郡市、
豊川市など、
思いつく限りの場所を何度も回り、
チラシを配ったり聞き込みをして猫探しをしています。

情報紙に広告を出し、
チラシの新聞折り込みもしました。

これからも絶対諦めず、
堀岡さんをサポートしていきます。

猫たちを渡したことを後悔し
嘆き悲しんでいる堀岡さんに
笑顔が戻る日が来る事を信じています。
 


 ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
 

嘘だらけの主張 (ꐦಠہಠ)
 
仲介者の女性は、
堀岡さんの実家から
里親の家に行くまでの間に、
堀岡さんから自分に譲渡されたもので、
猫の処分も依頼されていたと、
とんでもない主張をしています。
(ꐦ°᷄д°᷅)?
 
裁判に勝つことよりも
「猫が無事に帰ってくれば
裁判なんかやめていいんだ」
 
本当にそう思います
 
 

 

 

昨日、集団里親詐欺事件の裁判がありました。
 
昨年8月4日に始まり、
今回で5回目になりますが、
初回を除いて全て非公開で進行しています。
 
月に人事異動があり、
裁判官が交代して最初の公判でした。


私は当事者ではないので待合室に座って待ちました。

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現在の争点の一つは

被告側が、
猫たちは原告の堀岡さんから
直接譲渡されたものでなく
間に被告の1人、
今回の里親の紹介者である女性からの譲渡
であるから、
堀岡さんに対しての
被告とはならないと主張している事です。
 

しかし、
仲介者女性は、
1日もその猫たちの飼育はしておらず
猫たちは飼育されていた堀岡さんの実家で、
直接、被告である里親たちに渡されたものです。

これを
仲介者の女性は、
堀岡さんの実家から
里親の家に行くまでの間に、
堀岡さんから自分に譲渡されたもので
猫の処分も依頼されていたと
とんでもない主張をしています。

「猫の処分を依頼していた」なら、
なぜここまで必死に猫を探し回り、
手間と費用をかけて裁判にまでしたのか。

もう一つは、
里親3人は、
すべての猫は家から脱走してしまい
1匹も帰ってきていない
と答えています。

その時期、
仲介者の女性は堀岡さんと
お付き合いがあったにもかかわらず、
その事は全く告げず、
ボランティアである
私の存在を知っていながらも、
猫探しの相談はありませんでした。

そればかりか、
堀岡さんと私は、
被告の自宅近所に猫の写真の入ったチラシを
配って聞き込みをしましたが、
周辺の住人は彼女たちが
猫を飼っていたこと、
猫が行方不明になって探していたことすら
知りませんでした。

飼い猫が行方不明になって
一番最初にする事は、
近所に見かけていないかを聞いて歩くこと
これは誰もが当たり前にやることです。
しかしそれをやっていないのです。

私は東三河と、
愛知県で活動している
実績ある20のボランティア団体に
この件でアンケートをお願いしました。

「譲渡された8匹すべての猫が脱走し、
帰ってこないのをどう思いますか」
これに対しての答えは
全ての団体が
「ありえない。不自然すぎる」
 答えています。

私の25年の経験からも、
ちょっとした不注意で
室内飼いの猫が出てしまうのは
あり得ることですが、
それが捜しても全てが見つからない、
帰ってこない事は絶対にありません。

しかも堀岡さんの保護猫は、
長い猫だと6年間も完全室飼いをしていたのです。

子猫の時から飼われていた猫達は、
怖がって外に出る事すら出来ませんでした。

裁判は争点がはっきりして来ました。

しかし、堀岡さんは、
裁判に勝つことより、
一刻も早く猫を取り戻したいのです。

「猫が無事に帰ってくれば
裁判なんかやめていいんだ」
と繰り返し言っています。

被告たちに強く言います。

「猫たちの命が最優先です。
今からでも場所を教えて欲しい。
一緒に探して欲しい」と。