犬の介護施設 逢犬はうす さま
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半年間、飼い主を待ち続けた犬(18歳)
一人暮らしの高齢者が飼い主だった、
モモちゃん。
その飼い主が認知症を患い、
施設に入所する事となりました。
突然、主が居なくなったモモちゃんは、
孤独と不安の中、悪臭漂うゴミ屋敷で
寒さと闘いながら帰らぬ主を待っていました。
主が施設入所と同時に、
ある愛犬家が一日一回、食事を与えながら、
里親募集を呼び掛けていましたが、
北海道犬の老犬、
吠える、
唸るというモモちゃんには、
挙手する人や団体もいなく、
糞尿にまみれた暗い部屋の段ボールの中で
半年間という長い時間を過ごしていたようです
身寄りの居ない老人宅に置き去りになった老犬
モモちゃんを助けるべく立ち会った全員が、
この光景を見て胸を締め付けられました。
そうして、
函館からはるばる札幌へと向かう帰り車中、
モモちゃんはイビキをかいて寝ていたそうです
車内は温かく、眠気を誘ったのでしょう。
到着するや、
唸り声をあげたモモちゃんでしたが、
伸びきった爪や毛は手入れする事が出来ました
怪我だと思われていた出血は、
腫瘍が自壊していました。
どんなに痛くて、辛かった事か・・・
今後の治療は、
年齢を考えながら主治医と進めていきます。
これからの時世、
このような事案も増えていくと思います。
孤独な老人への心配りも必要だと感じました。
もちろん、飼われている動物達のために。
最後になりましたが、
関わってくれた関係者機関の方々、
本当にありがとうございました。
「高齢化、孤立化、貧困化で、
これから大飼育放棄時代が始まるでしょう。」
＊記事から