犬の遺書
「もし、ボクが死んだら」
FUNDO:転載元
人間は死ぬとき遺言を書いて、
愛する人に全てを残すという
ボクにもそういう事ができるなら
遺言にはこう書くよ
可哀想なひとりぼっちの野良犬に
ボクの幸せなお家を譲ります
大好きな(飼い主の)膝の上も
柔らかい枕もオモチャも
ボクのフードボールや豪華なベットも
ボクを優しく撫でてくれるその手も
優しい声も
今までボクが占領していたあの人(飼い主)の心も
あの人(飼い主)の愛も・・・
ボクが死んだら
ボクをギュッと抱きしめてくれたそのぬくもりも
ボクに穏やかな最後を過ごさせてくれたその場所を
「こんなに悲しい気持ちになりたくないから、
もう2度とペットとは暮らさない。」
って言わないで
その代わりに
寂しくて、誰も愛してくれる人がいない犬を選んで
ボクの場所をその子にあげてちょうだい
それがボクの遺産だよ
ボクが残す愛・・・
それがボクが与えられる全てだから