こんにちは!

今日はケネスさんのことを書きたいと思います。

 

 

ケネスさんは今年になって、

自分の年齢のことについてよく話をするようになりました。

 

「もうすぐ70歳になる。」

 

「あんたは年寄りはきらいか?」

 

 

などと、わたしによく言うようになりました。

 

 

それに、風邪をひいたり、熱を出したりすることも多くなってきたように思います。

この前も風邪をひいて、1週間しんどい思いをしたんだそうです。

 

 

きっと年齢を重ねるとともに、体力の低下や、将来について不安を持つようになってきたんだと思います。

 

 

そこで夫がこんな話をケネスさんにしました。

 

 

夫:「ケネスさんの演奏や仕事を動画に残しましょう。そしてYoutuberにアップしましょう。自分の記録のため、そして家族にケネスさんの様子を伝えるために。」

 

 

すると、

 

 

ケネスさん:「いいな。頼む。」

 

 

と、即答で「やってくれ。」と返事をしました(^o^;)

 

 

ケネスさんには一人娘さんがいます。

その一人娘さんは家庭を持って、今は他州に住んでおられます。

なのでケネスさんの日頃の様子を写真に撮るとか、

ビデオに撮るとか、がほとんどできていないと思います。

 

 

ケネスさんの日常を収めたものは娘さんの宝物にもなると思います。

(と、言いつつ私は自分の親の写真など撮っていませんけど💦)

 

 

と、いうことで早速プロジェクト開始です!

 

 

3月のこと。

奏楽出張教会のメソジスト教会の礼拝でケネスさんと会いました。

わたしがメソジスト教会で奏楽をするようになって、

ケネスさんも毎週のようにメソジスト教会の礼拝に出席するようになりました。

ケネスさんが以前オルガニストを務めていた大きなバプティスト教会は、

時代の流れにのらざるをえないのか、コンテンポラリースタイルの礼拝へと変わっていきました。

ケネスさんはそういう礼拝スタイルを嫌っているので、

昔ながらのオルガンやピアノ、そして賛美歌を用いた礼拝をしている教会に行きたいんだそうです。

バプティスト教会から奏楽の代行を依頼されても、

 

 

「そのような礼拝では弾きたくない。」

 

 

と、断っています。

 

 

話は戻って、礼拝が終わったあと、ケネスさんと夫とわたしで昼ご飯を食べにレストランへ行きました。

 

 

そして食べ終わったあと、以前にもお話したこの町のホールに行って、

ピアノ(インペリアル)をステージに移動させるから手伝え、と言われました。

近い内にピアノを用いたコンサートが開かれるんだそうです。

 

 

大きなピアノを舞台裏からステージに移動させました。

そして艶出しのスプレーをかけてきれに拭いていきます。

 

 

ケネスさんはピアノの楽譜を持って来ていました。

セッティングが終わったら、ケネスさんがピアノを弾いていきました。

 

 

そのときに夫が、

 

 

「今、ビデオに撮りませんか?」

 

 

と、ケネスさんに言いました。

 

 

礼拝後なのでケネスさんはよそ行きの格好をしているし、

弾くピアノはインペリアルです!

 

 

ケネスさん:「いいな。頼む。」

 

 

と、即答でビデオに収めたい演奏曲の楽譜を譜面台に広げました。

それはケネスさんが作曲された賛美歌アレンジ曲です。

 

 

ケネスさんの人生のいろいろな時間がこの曲、演奏につまっていました。

色鮮やかというよりも、穏やかな空が広がっていくような演奏でした。

 

 

さすがケネスさんです。

一回の録画でOKでした(^^)

 

 

遅くなったけど、5月の下旬にYoutubeにアップしました。

 

 

わたしたちが思っていたよりも多くの人がケネスさんの演奏を聞いてくれました。

「いいね」を押してくれた人もいました(^^)

 

 

ケネスさんもアップしてから毎日、自分の閲覧数を確認しています(^o^;)

ご自分の演奏に満足もしているようです。

 

 

ケネスさん:「また頼むな。」

 

 

と、言われました(*^^*)

 

 

今度はピアノを修復している様子を動画にしてアップしてみたいと思います。

 

 

こんな形でケネスさんへ恩返しをしたり、

一緒に思い出を作っていったりしたいと思います。

 

 

みなさんもぜひケネスさんの作品&演奏を聞いてみてください(*^_^*)

(「いいね」もしてくれるとケネスさんの励みになりますm(_ _)m)

 

 

日本語の題名は「安けさは川のごとく」のようです。