霧と朝陽


雨上がりの朝、気温9度。肌寒いはずが、どこか暖かく感じるのは夜明けの安心感ゆえか。

東の空に太陽がのぼり始め、西の久慈平岳は麓まで霧に沈む。山そのものが息をひそめ、霧の中で何かを語っているようにも見える。


太古の記憶がそうさせるのだろうか。夜明けにはいつもほっとする。

出荷まで残り4日。事故防止に心を砕く時間が続く。

だが、この朝の光景だけは、一瞬だけ立ち止まり、目に焼きつけた。