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12/4 木
03:30
天候:晴
気温:-3℃
低温警報に叩き起こされ、SECOMからの電話。
生の声で連絡が来ると、どうしたって体が動く。
…まあ、それが良いのかもしれない。
対応に追われている最中、餌車両が来場。
時間はまだ
03:50。
さすが師走、どこかせわしない季節だ。
24時間体制で農場を見守る者、
そして食を支えるために深夜を走る餌輸送の運転手さん。
影で支える人たちに、ただただ「お疲れ様」と言いたい。
里はまだ深い眠りの中――。
12/4 09:00
曇り 気温5℃
夜明け前から餌の輸送車が唸りをあげて農場に入ってきた。
気づけば今日だけで二台目だ。
来週の出荷を控え、場内の空気もどこかせわしない。
冬の曇天の下で、こちらの胸の内まで少しざわつく。
月曜は身体のメンテナンスと称して八戸の病院へ足を延ばした。
その帰り、ふと思い立って「かめふく」の暖簾をくぐった。
オヤジは相変わらずの面構えで、元気そのもの。
小生の一級先輩でもある。
腹を満たしたのは、久々のブリカマ定食。
脂がほどよくのって、噛めば旨味が滲み出る。
思わず唸るような一皿だった。
ご馳走さま、と心の中で呟きながら店を後にした。
久々の先輩 味にふと寄る 師走風
12/2 05:30
曇り/気温3℃
今朝の里は、まだ動きがゆっくりで静まり返っている。
そんな空気とは裏腹に、農場は今日も変わらない。社員が休みのため、最高責任者の自分が死鳥拾いを担当することになった。
作業の途中で、給餌ラインがオーガ切れらしくストップ。
集荷が近づくと、どうも機械まで気まぐれを起こす。まるで「今日は休ませろ」とでも言っているようだ。
そんな小さなトラブルも、冬の朝の風景のひとつ。
気を引き締めつつ、淡々と一日が始まっていく。
静けさに
ひとり始める
冬仕事
里眠り
機械ストる
集荷前
寒空に
愚痴もこぼれぬ
働き手
12/1 師走
07:00
晴れ
気温5℃
明け方の雨が、まるで夜の名残を押し流すようにすっと上がった。
そのあとに残ったのは、谷間に白いモヤ——まるで大地が静かに息を吐き、里を覆い隠そうとしているかのようだ。
そんな景色の上に、不意に一本の虹が立ち上がった。
季節外れの色彩が、冬へと向かう空気を押し返すように淡く、しかし確かに輝いている。
寒さに身を縮める朝のはずなのに、どこか春の匂いがかすかに漂ってくる。
自然が気まぐれに見せた、短い夢のような朝のひととき。
11/29 土
06:30
気温3℃
晴れ・強風
画像は4w
鶏舎の廃温に取りかかると、決まって風が荒れる。
今朝も容赦ない突風だ。三十五日齢、十二月十二日の出荷まで緊張は続く。
昨日は小学校で四年生に読み聞かせをした。
ここで学べる時間も残りわずか。
せめて今を存分に楽しんでほしい。
11/20 木
07:00
気温マイナス1℃
晴れ
夜明け前の冷気がまだ残る、マイナス1℃の朝。
空は澄み切って晴れ、農場には静寂が張りついている。
それでも耳を澄ませば、里の方からかすかな騒めきが風に乗って届く。
人の暮らしの温度だけが、この冷えた大気をわずかに揺らしていた。
先週は小学校で読み聞かせをした。
来年三月には閉校が決まり、子どもたちの声を聞ける機会も、もう多くはない。
時代の流れとわかってはいても、胸の奥にぽつんと穴があくような寂しさがある。
閉校事業の一端を担う身として、やれることは多くない。
それでも、関わった以上は最後まで見届けたい──
そんな思いだけを胸に、今日も一歩、できることを積み重ねていく。
11/19 水
07:00 晴れ 気温-2℃
冷え込みが本格的になってきた。
夜のうちに積もった雪が、里も山も静かに覆い、世界を真っ白に染めている。
冬は、決して優しくはない。
それでも――乗り越えるしかない季節だ。
身を縮めながら、そっと息を整えて迎える朝のひととき。





















