いつもお読みくださりありがとうございます。
これまた、ママ友含めて今までの生徒さんの保護者の方からよく聞かれたのが「公文てどうなんでしょう?」という質問です。
私は条件付きにはなりますが「公文賛成派」です。
公文の弊害でよく言われるのは「字が汚くなる」「筆圧が薄い、または濃すぎるなどTPOに合った字が書けない」「焦りすぎて丁寧な思考ができない」「鉛筆の持ち方が悪くなる」「文章題をやらない」などでしょうか。でもこれらって、別に親の管理次第でどれも解決できます。
とか言っておいて、うちの息子は「鉛筆の持ち方」が明らかに公文を始めて悪くなりました。。。。あれ?っと思ったけどしばらく様子を見ていたらその持ち方が定着してしまい中2の今でも注意していますが聞く耳持たずです。もっと厳しく言えばよかったと後悔しています。そのころ、公文をやらせることに労力を使っていたので、公文をこなしているのなら横から口出しは控えようと遠慮してしまっていたんですよね。
「公文で字が汚くなる」も「その子次第」ですよね。公文やってて綺麗な字の子、たくさんいます。
また、公文て何十年もの間、今は世界中で利用されていますよね。それってやはり一定の効果と意味があるってことなんじゃないのかな?と思います。
そういう大きなことじゃなくて、私自身の経験の話で言うと
個別でも集団でも、教えていると公文をやってきた子かどうか、ほぼ100%わかっちゃいます。別に意識しなくてもです。
算数の成績が悪くて個別指導に来た子をみていて、あれ?この子計算は正確だ、とか早い、と感じるわけです。で、「ねえ、公文やってた?」って聞くと「小2までやってた」とか言います。どの子もだいたい途中で辞めてしまっていたりするのですがそれでも掛け算割り算くらいまではやっているので、公文をまったくやっていない子と比べると正確性とスピードが違います。
中学受験で計算の正確さとスピードは重要で、そこが万全だと安心して「思考」の授業、「解き方」の授業ができるんですよね。
なので、たとえ途中になっても小2くらいまで、公文でいうとDくらいまでやっているだけでもやっていない子と差が出るのを実感しています。
理想としては。
幼稚園年長か、1年生くらいから始めて、小4の途中くらいまでにG(中1課程)まで終わると,まあ十分です。
息子の場合、1年生の終わり、2月の体験から算数だけ始めて、小3の秋くらいまででHの半分まで終わらせました。かなり、大変でした。Eまでは毎日10枚ずつやらせ続け、クリスマスも正月も、旅行中だって法事がある日だって、一日も休まずやらせ続けましたかなり後半はいやいややっていましたが、それはもう「決まり」として課していました。
しかしそのおかげで、息子が計算で苦労したことはないし、私が算数を教えるときに計算にひっかかったせいで解説がすすまない、みたいなことはありません。
そこだけは本当に楽でした。個別や家庭教師で大変なのは、割合とか、速さとかの話を教えていきたいのに、分数や小数の計算や概念でつまづかれてしまうことです。小数の割り算でひっかかると、その指導で時間が終わってしまい、しかも1コマで習熟させることは不可能です。
まだ長くなるので、次回につづきます。