直前期の思い出

現在中2の息子の受験からはもうすぐ丸2年たとうとしています。小1,それこそ幼稚園の頃から中学受験を意識して育てていたにも関わらず、、、、本当に大変な日々でした。大変すぎて細かくはおいおい書いていきたいと思いますが、基本的に自宅学習を選択し、私が四教科すべて見ていたので息子の状況というのはよーくわかっていて、この時期は「これはまずい、こいつ、全落ちするかもしれない」と真剣に考えていました。

 

自宅学習の息子に刺激を与えたくて苦労して早稲アカのNNの資格を取らせ、ほぼビリが定位置でも、何かお友達や先生から「やる気」や「必死さ」みたいなものを得てほしいと思っていたのですが、まー全然うちのアホ兄には響かなかったですね。

 

それでもNNで年末年始、朝から晩まで自宅からいなくなってくれることがなんと私の心の安らぎになったことか。。。。送り出すとさて今日はあいつの監視滝汗しなくていいんだわ、何しよう!とウキウキしていたのを思い出します。そのうえ塾で勉強させといてくれるなんて、本当にありがとう早稲アカ、ありがとうNNと思っていました。だからまんまとNN校には落ちたのですがそれも想定内で、ショックは親子ともに(本人はショックくらい受けてほしかった)なかったです。

 

NNの先生方は、我が家のような胡散臭い自宅学習系の家庭にも親切丁寧で、今でも感謝しています。最終的に進学先を決めるときも相談しました(塾生でもないのに図々しいのですが)ら、涙が出るほど温かい送り出しとアドバイスを頂きました。

そんなときも泣きそうだったのは母だけですけど。本人何を言われてもケロッとしていましたけど凝視

 

チラッと読んでいただいたらわかる方はわかるかもしれないのですが、そうです、息子は本当に典型的なアホ男子、日常生活でもやらかしの連続で、発達検査も中学生になってから受けました。その詳細も長いので後日になりますが、簡単に書くと発達障害の診断はおりず、グレーとも言い切れない、様子見ショボーンの状態が現在です。

 

幼児期にその兆しを感じてこの子に高校受験は無理だ、と思って中学受験というレールを私がひきました。(それが彼の人生にとって良かったのかはわかりませんが、良かったと思える人生を歩んでほしいと願っています。)

 

いろんな前置きが長くてしかも中途半端ですが、とにかくちょうどこの時期はプロとして息子の状態を「まずい」「やばい」と判断しました。

あのときの、焦る気持ち、落ち着け私、プロだろ、と思った気持ちを今年もまた思い出します。

 

過去問も第一志望(そもそも無謀)は全然取れない、一度も合格者最低点なんかかすらない。現在通っている第1・5志望(第一志望より偏差値は6程度下)も5年分やっても合格者最低点に届いた回は2回絶望
第二志望(第一志望より4~5程度下)も回数でいうと10回くらいやってみても合格者最低点に2回くらい届いたかなという程度滝汗

 

いろいろとかみ合っていない状況、本人も焦りがなくてダメ、覇気も感じない、ということで第二志望より更に10程度偏差値が下の学校も受験プランに組み込むことにしました。そこまで落とすと過去問を一回分だけ解いてもほぼ8割以上得点できていて、よしここは落ちないだろうという確信を持てたのを覚えています。

偏差値が下の学校をプランに入れなおすことに関しては迷いとかプライドとかはありませんでした。なぜなら、全落ちは絶対に避けたかったからです。

 

息子の受験だけではなく、お金を頂いて人にアドバイスしていた時にも同じことを言っていましたが、合不合などの平均偏差値からマイナス10くらいの学校までは想定しておく、というのが親の心構えだと思います。

そして、平均偏差値マイナス10の学校も駆け込みでもなんでも、見ていないなら見学に行くこと。もう見学会がなければ校門までとか通学路をのぞくだけでもしておくことをお勧めしていました。

 

息子の場合にももちろん、事前にその対策はしていました。

偏差値帯でいうと、20以上の幅のある学校を10校以上見学しました。ですのでこの時期には「よし、一番うまくいかなかったパターンを発動だ」と判断して受験プランを組みなおした、ということです。

 

今時は滑り止め校とは言わず、「お守り校」なる言葉が出てきていますが、滑り止め校を決めるときに一番大切なことは私は「家から近いこと」だと思っています。

 

飾った言葉で言っても仕方ないので言いますが、志望順位がかなり低い学校となるわけです。でも場合によってはそこに進学する可能性が出てきている。いろいろあって結果その学校に入ることになったときに、最初は悔しいし、悲しいし、自分の上位志望校の制服の子を見るのも辛いと思います。でも、そんなときにしばらく通学していると、絶対に「あー、でも近くてよかったー」と親子で思う日が来るはずです。(今までの教え子でこのパターンにならなかった子は私の場合はいません。)

 

どんなに遠くても、熱望していた上位偏差値校なら大抵の子は歯を食いしばって通います。でも、そこまで行きたくなかった学校に行くことになり、それがとっても遠かったら?身体的に疲れると精神的にも疲れます。

 

ということで、我が家の滑り止め校は自宅からとても近い学校の中から選びました。

息子と見学にも行っています。そしてそういうときに、絶対にネガティブ発言はしていません。「近くていいじゃん!」「みんな楽しそうだね!」「〇〇部はないけど、こんなに面白そうな部活もあるんだねー」のようにポジティブな発言を心がけていました。私は普段からかなり、かなり息子にはキツく接していて「このままでは落ちる」なども乱発していたのですが驚き(これはおすすめしません。メンタルが強いうちの息子仕様の対応です。)受験校に関してだけはすべてを良いようにプレゼンしていました。

 

それでも、親の心の中なんか見透かして、偏差値だって表を見たらわかるので本人なりに「この学校じゃなくて、こっちがいい」というような思いは出てくるものですが。

 

何を書きたいの?と思われるかもしれませんが、

1.親は最悪のパターンを想定して、心構えと受験プランを用意しておく。

2.過去問がまだ出来ていなくても、子どもは受験当日まで本当に伸びますのであきらめずに勉強させること。やればやるだけ、点数は取れます。やらないと取れないです。

 

でしょうか。

第一志望はチャレンジ校で、というのが最近の流行りですが、それには賛成ですが強いメンタルが親子で必要です。チャレンジ校が3日ならいいのですがだいたいが2月1日なことが多いですよね。そのときにそこに落ちてもめげないメンタルをわが子が持っているか、親は持っているかじゃなくて持つ覚悟があるか、あるならチャレンジでいくべきだなと思っています。

 

まだブログになれず、きちんとテーマを絞って書けていないですね。

今後改善していくので長い目でお付き合いいただき、読んでくださる方がいればいいなーと思います。