さて、皆さんはご自宅にいる時にどのくらい換気をされているでしょうか。

私は、息子に出会うまでというもの、煮炊きのときに換気扇を回し、夏に窓を開ける程度。
盛夏はエアコンを使うので締め切りでした。

24時間換気システムが義務付けられたのは2003年のことらしいですね。
シックハウスがその義務の発端でした。シックハウスは化学物質過敏症の一部と言えばいいのかな?過敏症の息子にはシックハウス、シックカー、シックビルディング、シックスクール…とありますから、その違いがなんとなくご理解いただけるかと思います。

室内の化学物質って経年によって濃度は下がって行っても全くなくなるものではないのです。
ホルムアルデヒドとか、VOCとか。

現に息子は築10年の家に反応しました。

それからというもの、吸気口は最大に開いています。24時間換気は事情がなければ寒くても止めません。さらに一時間に一回程度の自然換気をしました。換気扇はキッチンのものが最もパワーがあり換気効率が高いと聞いたことがあり、そちらも常に強運転。正直なところ、換気のあるなしで電気代が月に2000円ほど違います(笑)。

症状が落ち着くまで2年くらいはこんな生活でしたね。それでやっと自宅に「なんとかいられる」レベルでした。

そういえば、私が今の街で始めて一人暮らしをした時のこと。
9月に建ったアパートが11月には空き、そこへ私が入居しました。新築なんてラッキー!と単純に喜んでいました。

葬儀場が近かったこともあり、一瞬訳あり物件??なんて思ったものですが、不動産会社は「騒音を気にされて退居」と話していました。ずっと気にかかっていたのです。その物件は騒音、といえるほどうるさい場所ではないものですから。大きな道路にほど近いのでそりゃあ車の走行音くらいは聞こえますが。

もしや先に入居されていた方、新築物件でシックハウスが出たのかもしれませんね。敷金も礼金も投げ打って、たった二ヶ月で退居しなければならない事情、今になればその可能性の一つが半ば確信をもって想像できます。

みなさま、誰がいつシックハウスを発症してもおかしくはないのです。
ぜひ換気を頻繁にしてくださいね。
化学物質過敏症の人にとって、綺麗な空気は本当に貴重です。

ほんのひと時でも汚染されていない空気を肺に満たす。
その空気が血管に入り、体内を循環する。

そういう時間を持てるかどうか、それはとても大きなことだと思います。

曝露で疲れた体が少しずつ浄化されていくような、そんな時間です。

息子は小さい頃から森を歩いてきました。

今日も!と
サイクリングなどができる森の施設へ。
車を降りた瞬間から深い森の匂い。
入り慣れた方だとわかると思いますが、歩いて森に入ると、空気がクリーンになる境目みたいのがあるんですよね。
今日の施設は森の奥深くなので、降りた瞬間から、細胞のすみずみに行き渡るような美しい空気でした。最高!!最も近い農地でも15キロほど先、住宅街からは30キロ以上離れたところです。

息子とサイクリングを楽しもうと施設のおじさんに声をかけますと、「これこれ!」と虫除けをかけてくれようとしてる!もちろん使用禁忌!
すんでのところでお断り。

頑張ってコギコギしていると、どこかから蚊取り線香の匂い。あっ!さっきのおじさん、腰にぶら下げてるし!

で、残念ながらお楽しみもそこそこに退散しました。

消化不良な分は、途中の水辺や森の中を車で探索しながらゆったりとしたドライブで満たしました。
デトックス目的だったけど、プラスマイナスゼロかなー。

息子は虫除けって使ったことがないんですが、今年あたりハッカ油を試せたらな、と思っています。
暗い話ですみません。

先日身内に不幸があり、本来なら葬儀参列すべき私と息子。

今の過敏度では、もちろん、いけません。

人が集まるから? ではないです。

お線香です。

現在流通しているお線香のほとんどが化学物質を含んでいるのです。

大変失礼な例えになりますが、息子にとっては毒ガス室に出向くようなもの。

それでも過敏度が下がった時には火葬場だけは参加していました。ぎりぎりまで外にいて、時間になると入る、という感じ。帰宅したら速攻で着替えてシャワーです。

今はもう、無理です。そしてこの状態の息子を預けられる場所はありません。まだ留守番も無理です。これまでも何度か、半ば不甲斐ないような気持ちで数名の親族を見送りました。

化学物質過敏症を発症するとゆっくりと故人とお別れをするチャンスさえ奪われます。
とても悲しいことですが…。できる形でのお別れをするより他はないのです。
日常生活の変化はそりゃあもう壮大なので、周辺のことから。

息子のCSがわかってから、変えなければならなかったもの、病院です。

化学物質の影響って不思議です。全身に症状が及ぶし、湿疹やら粘膜の腫れやら腹痛、関節痛、平衡感覚の異常、集中力や体力の低下(倦怠感)など、バラエティーにとんでいます。反応するもの一人一人違うし、出る症状だって違うし。


ある日指の皮がむけてくるのが心配で皮膚科へ行きました。(しもやけでした)
「そんなことよりこれは何?」
皮膚科の先生に聞かれました。先生が気になったのは息子のお腹と背中一面に広がる小さな赤い発疹でした。
「この子は化学物質過敏症です。昨日曝露してこのように湿疹が出ました。時間とともに消えるものなので処置していません。(息子はアトピーがあるので塗り薬なら各種あります)」
「そんなわけはありません。これは麻疹の初期症状です。発熱するはずだから、明日の診療予約を入れてください。」
言われた通り予約を入れましたが、もちろん翌朝には熱どころか、私の見たて通り発疹が消えました。

眼科に行ったときにはまぶたが腫れていました。この日も別件で行きましたが腫れを指摘され…
「化学物質でこんな風に腫れることはありません。」と言われました。

あり得ないことが起きるのを、私はたくさんみてきたのです。
化学物質を引き金に体が反応し、遠ざかると何事もなかったように消えて行きます。

現代医学的にまぶたははれないことになっているのかもしれない。
もちろん麻疹の可能性だってあるかもしれない。

私は医師ではないし、自分が全て正しいなんて思っていません。

でも一部の病院の先生たちは化学物質と体の関係を真っ向から否定されていらっしゃいました。

ご自身の学んできた症例にないものは一笑に付し、耳を傾けてくださいませんでした。

タール系色素(国外では安全が疑問視されている着色料の一部です)に反応するので添加された薬は飲めないと話しても首を傾げてそのまま処方されたこともあります。

息子の診察券はあちこち30枚以上あります。そのほとんどが再来しない病院です。


ある歯科医の先生は「それほどに過敏な子供であればどのように診察するか作戦を立てましょう」と事前に親である私とだけで面談をしてくださいました。

来院の時間、使う器具、処置の方法など細やかに話した上で息子を連れて行きました。


いろんな病院があり、いろんな先生がいるのだということ、医者の言うことは絶対ではないのだ、ということ、息子に会うまで、考えたことがありませんでした。

薬は出せない、とあっさり言う病院もあれば、薬を使わずどこまで自然治癒力に任せるか決めましょうと提案してくださっところも。

たくさんの診察券のなかから、息子を否定せずに診てくださる貴重な病院をいくつか見つけることができました。
実は最近の息子は校内の化学物質がダメで学校にはいけていません。

入学したての一年生なんですがね。

もう少しで欠席の日数が登校できた日数を上回るんじゃないかな?

彼は小さい頃からこの生活なので、集団参加できない生活には慣れっこだけど、さすがに暇でウダウダしています。

家で何をしているかというと、午前中は勉強を少し。学校から来てる学習課題とかね。そして休憩をいっぱい(笑)
小学校に入る前はDVDとかよく見せてましたが、やめました。だってずーっと見てるんだもん。
戦隊モノなんかにオタク級の知識も得ましたしね。で、一人であちこちからおもちゃを引っ張り出して遊んでます。

午後は小学校の友達に会いに公園に行っています。屋外なら友達といてもぎりぎり大丈夫(みんな柔軟剤とかシャンプーの匂いとかさせてるからね)…ホントはアウトだけどちょっと無視してる。そんな感じ。
とはいえ体調とか天気とか工事とかをみながらなので、毎日じゃないですよ。


会った友達は「あれ?具合悪くて休んでるんじゃないの??」とびっくり。だよね。。。

いや、学校の化学物質がキツくていけないだけで、至って元気なの。曝露(化学物質に曝されること)で本調子ではなんだけれど。

説明が難しい病気だな、と思います。今は一年生、みんな幼児のようだからトラブルにならないけれど、大きくなったらどうなるかな?
怠けている、ずるい!と思われるようなこともあるんじゃないだろうか。
仮に病気を理解できたって、気持ちを割り切れるかな?子供同士だから、ひどいこと言われたりもするんだろうなぁ。
でもだからって、友達と関わらずにずっとすごす、というのも本人は嫌だろうし。

これ(十分な理解を得られないこと)ってCS(化学物質過敏症)の大きな問題だと思います。