あっという間に年が明けたと思ったら、あっという間にもう２０日。
時の流れの速さに驚きながらも、日々を生きることの楽しさと辛さを楽しみながら、すべて感謝の中で生かさせていただいています
年明けからずっと、すみれと桜次郎の通院が続いています。
桜次郎はまた歯茎が腫れ、歯のスケーリングの処置をしました。
そんなある日、ふとすみれの瞳をじっと見ると、黒目の中の瞳孔の大きさが左右違うことに気づき、翌日すぐにかかりつけの先生に診てもらいに出かけました。
その日は左右の瞳孔の大きさの差を確認するだけの診察に終わり、翌日、改めて暗室でのちゃんとした検査が必要との事で診てもらいましたが、外からの異常は認められなかった為、
もしかしたら、頭の中に腫瘍があり、視神経を圧迫して起きているのかも知れないと言う疑いを視野に入れ、日を改めて、今度は、全身麻酔をしての頭のＣＴ検査を行う事になりました。
幸い検査結果は、腫瘍はなく、ついでに全身のＣＴも診てくださり、血液検査などからも身体も何の異常もなく、健康であるとの事で、本当にホッとしました。
薬を先ずは１週間出してもらい、左右の差がなくなるかどうかの様子を見ることになりました。
ステロイド系のお薬なので、長期に渡っての使用は出来ないから、最長２週間の期限を切っての様子見です。
１３歳とは思えないほど若々しい外見だと言われるすみれですが、やはり、年齢なりの目の濁りはあると言う事を先生はおっしゃいました。
わかってはいるけれど、やはり、すみれを始めとするみんなの老いは例えようもなく寂しいものです。
人間の年齢に例えたら、すみれたちに、私はすっかり追い越されていますからね。
１日１日が、
一瞬一瞬が、
本当に、本当に宝物であり、かけがえのない、例えようのない幸せです。
ひとつひとつがキラキラした宝物のような輝きに満ちています。
その事はいつも私の中に在り続け、より一層、時間の大切さを噛み締めて生きる事ができる大きなひとつの礎となっています
人生、ひとつひとつをとってみたら、辛いことや悲しいこと、悔しいことや、心配ごとは尽きず沢山ありますが、
今、在る、或いは、有るすべてに感謝出来れば、『もっとこうだったらいいのに。』、『こんなはずじゃなかった。』と言う、向上心とは違う、ないものねだりの【不満】とは無縁になります。
その時々の最善を尽くしていれば、たくさんの経験と感動を経て、人生は深みを増し、優しさを増して輝いていくのだと思っています
失敗だらけの人生ではありますが、後悔だらけの人生にはしたくありませんし、不平不満だらけの人生も嫌です（笑）
いつも何があっても側にいてくれる小さな、でも確かな命たち。
寝て、起き、食べ、触れ合う事の繰り返しを、
何を欲しいと言うのでもなく、
何を望むと叫ぶのでもなく、
ただ、ただ、今、生きていること、
ただ、ただ、今、寄り添うことだけを全うしている彼らに学び、気づかされることは沢山あります。
人間はついつい、人間が一番偉いと勘違いしがちですが、シンプルに生きる事の尊さ、求めない汚れなさは到底、彼らに敵いません。
彼らが容姿や境遇について不平不満を持つことも恐らくありません。
桃太郎も、歩けないことを不便には思ってはいるかもしれませんが、不満と思ってはいないと思います。
でも、私はいつも不満を抱えてしまう人間です。
そんな私が不満や不安に心を支配されそうになった時にする作業は、
果たしてその不満を解消するべく自分は努力したのか？と自らを問うことです。
それもせずに思い続けることは単なる愚痴です。
それをもし他に振っていたら大迷惑ですからね。
そして、もうひとつ、彼らを尊敬することは、すべてをあたりまえに受け入れ続け、それにまつわることすべてに於いて、
決して、己を振りかざして他を傷つけない事です。
自由と我儘、の違いに気づき続け、
向上心と不満、の違いに気づき続け、
想定することと、憂うことの違いに気づき続け、
今、ココに在る自分。
今、ココに有るもの。
そして、私自身に関わってくださるすべての方々への感謝を忘れず、
大切なことに気づき続けて、より一層、人生を楽しめたら最高です
もしも私が病に倒れたら、
『健康だったら何でもするのに！』と思うでしょう。
もしも私が志し半ばで死んでしまったら、
『生きていたら何でも出来たのに！』と思うのでしょう。
愚かな私は、わかっていながらもついつい不満を持ったり、
時間を大切にしきれていなかったり、
やろうと思っていても、先送りにしてやらずにいたりしてしまうことも多々あります。
でも、ただひとつここ何年かで成長出来たかな？と思うこともあります。
それは、『自分を肯定する』事が、少しずつではありますが出来るようになりました
例えば周りから見たら間違った選択があったにせよ、
その時々の私が精一杯、考え、行動し、出した結論であり、出た結果なのだからと。
自分くらい自分を肯定してあげなくては、生かされていることへ、産み育ててくれた親へ、関わってくださるすべての方々へ、そして、私の人生に寄り添ってくれている汚れない命たちに申し訳ないと（笑）
自分を信じることの尊さを、これからは益々、問われる気がしています。
『凛とした・・・』私がとても好きな言葉です。
そんな風に一度きりの人生を駆け抜けられたら最高です。
こんなことを考えていたりもう夜中の２時過ぎ・・・
桃太郎の愛おしい鼻息に癒されながら、そろそろ寝ようかな？（笑）
夜が明けたら、また新しい私で精一杯、今日という１日を生きよう
生かされている事への感謝を忘れずに・・・。
