もちろん再読はマリナシリーズからウインク

同じような方も多いと思うのですが。
私は成人し実家を出る際にひとみ先生の本をはじめ、コバルト文庫や漫画などはすべて処分してしまいました。
過去の再燃時にはまだ二次サイトさまなど充実していて、そちらを楽しんでいたのと、原作自体の内容もはっきり記憶しておりましたので手元になくても平気だったのですが。
2022年現在段々記憶も薄れはじめ、ふと思いついて入手しようとしましたところ…
かな〜り困難でしたガーン(当たり前w)
なんとかマリナは全巻購入できましたが…状態はやはりよろしくありませんでしたので。
自炊という方法を本気で検討中です。
リライトの銀薔薇すらもう既に廃盤?

そんなわけで実際に読んだのは20数年ぶりなのですが。
これ初版が1985年7月、てことで37年前!
改めてびっくりです…思っていたよりは違和感なく読めました。

表紙のマリナも、記憶より可愛らしい。
でもこの歳で読むと視点も変わるというか。
まだ17歳なのに一応プロのマンガ家として、雑誌に作品を掲載してもらって。(アンケート最下位だとしても。)自分で生活しているマリナちゃん(家賃滞納とかしてるけど。)
偉かったのねってしみじみ思う。
仕送りももらっても送り返しちゃうんですよね。

この本、言わずと知れたマリナシリーズ第1作
薫初登場の巻ですが
1話完結のつもりだったんでしたっけ?
そのせいか巽の事件があんまりな内容でしたね。
随分あちこちで論争も巻き起こったようですし。
私個人的には。
良くも悪くもフィクション、架空のキャラクターと頭の中で切り離しているので、あんまり気にはならないのですけれども。

ただやはり感想を言ってしまうと。
シャルルじゃないけど
巽のような頭の良い理性的な人が。なぜあんな事件を起こしたかは未だ理解しかねる、しないでいてくれたら良かったのにと。薫が可哀想なのはもちろん沢山の人達が傷つきましたからね。

薫の容姿の描写が懐かしすぎ。
改めて読んでみると。
昔の王道少女漫画キャラクターのよう(肩までの褐色がかった巻き毛、星のようにそりかえった長いまつ毛、薔薇の花びら型唇、等々)池田理代子先生とかの。
同じ池田先生でもマリナは売れないなあw

なんだか、当時の印象よりも随分華やかで甘い雰囲気なような。私の中での薫は谷口先生のイラストの印象なので、もうちょっと良くも悪くもさっぱり目なんですが。

以前からの疑問や気になること、気がついたこと
平安時代まで遡れる響谷家って
もとは公家なんだろうか武家なんだろうか?何をしてたお家?とか。
あと、通ってた高校って百合ヶ丘だったんだね、とか。国立からは車で送り迎え?
あとヴァイオリン弾くのに一番指を怪我しそうなバスケしちゃうの?とか。
心臓悪いのはともかく虚血性心疾患って…その年齢には極めて珍しいってありましたけど、実際珍しすぎでは?とか。

そして薫が「おにいさまへ…」に出てくる薫の君となぜだか色々似てるのは内緒w
アニメ化の際の声優さんも同じ戸田恵子さんなのですよね。響谷薫は少しサンジュスト様要素も入ってるような…。
おにいさまへを知らずにマリナ読んでた世代です。

最初にマリナと薫が出会ったのが中2で、1年半一緒に過ごしたとあって。再会が高2ってことはそんなにブランクがあったわけでもないのですね。
それに美女丸とは小2、和矢とは中1で同じクラスだったらしいから、彼ら二人とのほうが先に会っていたのね。
ただ薫って2月生まれなので、学年同じなら16歳なんでは?といまだに少し気になってしまう。
巽との年齢もいまだ不明だし…25〜28歳位?
歳の離れた兄妹ですね。

学校に着いた途端に、マリナが巽と白石マリがキスしてるのに遭遇して、未だにAすら未経験なあたしには刺激が強いとか言ってたけど。Aとか古すぎな言い回し笑
マリナちゃん、あなたその後美少年たちとあんなシーンやらこんなシーンやら沢山経験するんだよね、と思ってしまいましたニヤリ