戸隠のお蕎麦がメーン目的だった筈のドライブ旅行ですが、時間に余裕がある…ということで、「どっか行きたい所ある?」と聞かれた私は、遠慮もなく「少し遠いんだけど、懐古園に一度行ってみたいなー」と申し出て、管理事務所に電話して聞くと、高速を使えば充分間に合いそう! ということで、急遽足をのばす事に。


いよいよ小諸、懐古園です。

島崎藤村の有名な詩もありますね。

『小諸なる古城のほとり』 (「千曲川旅情の歌 (千曲川旅情の詩と合わせて)」を思い出す方もいるかも)


小諸なる古城のほとり
雲白く遊子(ゆうし)悲しむ
緑なすはこべは萌えず
若草も籍(し)くによしなし
しろがねの衾(ふすま)の岡辺(おかべ)
日に溶けて淡雪流る


…結構思い出せるもんですね。  漢字に自信がなかったので、ちょっとググりましたが(笑)


そもそも小諸に思い入れがあるのは、今を去ること20年以上前。

「すくらっぷ・ブック」という週間少年チャンピオンで1980年~1982年まで連載されていた漫画の影響でございます。

中学生の物語で、当時私は中学生になるのが何となくイヤだったのですが、この漫画を読んでから、少し希望をもって中学へ上がることができ、漏れなく美術部へ入部したという入れ込みっぷりでした(笑)

(私が漫画を描き始めた原因の一つ…かもしれない)


その漫画の舞台、芦ノ原中学校があるのが小諸で、そのため浅間山とか、懐古園が何度も何度も出てきました。


当時の少年漫画には珍しく、背景がとてもきちんと書き込まれていて、それも小諸への憧れになった一因かもしれません。

(今になって思えば、人物より背景の方が繊細に書き込まれてたような気が…汗)


と言うわけで、小諸といえば懐古園。 

道中に見え始めた、「長野から見える」浅間山も興奮モノでしたが、やっぱり懐古園。

家主様がついていけないテンションで、いざ入園、です。


ほんとにあった、懐古園! ほんとにあった、あのシーンの景色!!

朧になりつつある記憶をたどりながら、それでもありえないイキオイで写真を撮りまくりました!

(今回載せた分も、セレクトもかなり削ったけど多いです。)


単純に、観光として行く懐古園としても、今NHKでやってる大河ドラマ(「風林火山」でしたっけ?)の山本勘助ゆかりの地ということもあって、割と人気があったようです。


桜の標準木もあるくらいの桜スポットで、他の木々も手入れされてるし、市民の憩いの公園…という意味でも、素敵な場所です。

ちっちゃい子をつれたファミリーの姿も見られました。


※写真は、クリックすると少し大きくなります。



懐古園1  入り口(入ったところ)



懐古園2  「散策券」というのもあるらしいのですが、奮発して共通券。



懐古園3  もちろん(?)すぐに「天守台」へ。



懐古園6  昔のままらしい石段は、ちょっと「キケン」らしいです(汗)



懐古園4  キケンをおして(笑)、登って見下ろした風景。 



懐古園5  見下ろす風景は、園内の公園。 手入れが行き届いてる感じです。



懐古園7  天守台を下りたところの公園。 桜が色々植えられた広場です。



懐古園8  公園から見た天守台。 落雷で消失して、政府の意向で再建はされなかったそう。

昔の人の技術(石積み)ってすごいですね。 人力って偉大だ。



懐古園9  この日は快晴だったので、木陰が嬉しいです。



懐古園10  空も美しい。。。



懐古園11  公園から見た、千曲川。 (ああ…たまらん。)



懐古園12  当然、「千曲川」という言葉にも、思い入れがあります(笑)



懐古園13  元の石段は危ないらしく、新しい階段が設けられていましたが、ここも、「あのシーン」ですよ、お客さん(笑)
理性があったので、叫びませんでした…ええ。 (←普通の人には意味不明)


懐古園14  で、そこから見た風景。 いいですねぇ…



懐古園15  桜の広場(?)の横は、休憩も出来る場所。 



懐古園16  ええ、普通の人にとってはただそれだけの意味なんでしょうが…(感涙)



懐古園17  たぶん…梅?  草笛の聴ける装置の傍にて。



懐古園18  酔月橋。 (小諸城は別名「酔月城」とも呼ばれる) 

残念ながら、お堀は枯れてました。



懐古園19  この公園はかなり広く、どこも美しい緑が見られます。



懐古園20  かなりの古木(大木)も。


懐古園21  「大木を見た人」としての当然の行為…だと思う。

(大きさ比較にもなるし ←言い訳)

※注:このヒトは身長約160cmです。 太さは…気にしないこと!


懐古園23  本当に美しく、大きな公園です。 お城の力がかなり大きかったのでしょう。



懐古園24  南丸跡。 もうすぐ出口です (涙)



懐古園25  お城らしい雰囲気ですね。



懐古園26  行った時には、ツツジくらいしかお花はなかったですが…



懐古園27  次回行ける機会があれば、是非見て見たい「コモロスミレ」の花。



懐古園28  門(入り口)付近から見た、懐古園への道。



懐古園29  大河ドラマが「風林火山」に決まってから、できた看板でしょうね~(笑)



懐古園30  「風林火山」、気合入ってます。 

※切符買う前に、受付(改札?)のおネエさんに聞いたほうが吉。 (散策だけの場合)



懐古園31  「顔出し」 …出してみる勇気ナッシング。

 ※「にゃらん」にやって欲しい!



懐古園32  懐古園を出たところ(入口前)にある機関車。 

なんと「日立製」。


写真撮影はできなかったのですが、藤村の資料館にも行きました。

手紙などもありましたが、さすがに達筆でした。

もう少しノンビリとした時間が持てるようになったら、ちゃんと小説なども読んでみるのもイイかな~、と思います。


この後、ちょこっと高峰高原へも行って見ました。

落葉松(からまつ)が… (感涙)

本当に車で駆け足で通ったので写真は無いのですが、ここも大変美しかったですよ☆


長年の夢でもあった小諸は、とても良い所でした。

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