鴨志田穣さん(42歳)死去のニュースを、先ほど知った。
http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/fu/news/20070321ddm041060025000c.html
心からご冥福をお祈りします。
人気漫画家、西原理恵子(さいばら・りえこ)さんの元夫で、フリーのカメラマン。
いくつかの著書も出すライターでもありました。
戦場カメラマンで、かなりのアルコール依存だったことも有名だったので、事故か肝臓の病気かな…と思ったら、腎臓ガンだったそうです。
色々な出来事が身体に負担がかかっていたのか、もともとの体質だったのか、親族や知人ではない私には知る由もありませんが…
西原ファンである私にとっては、西原さんの作品に度々登場し、おなじみの方だったので、かなりショックです。
42歳って、若すぎますよね…二人のお子さんも、まだお小さいし。
現代日本人の中では、かなり特異な経験をされている方だと思います。
西原さんの作品や、ご自身の著書によると、
戦場、タイでの僧経験、クスリ(真偽の程は分かりませんが…)、アルコール依存。
一見バラバラで破天荒なこれらの出来事も、鴨志田穣さんという1人の人間にとっては、それぞれに理由があり、繋がっていた人生だったのでしょう。
私の想像でしかないのですが、西原さんが描く鴨志田さん像から考えると、かなり人間的にピュアで優しすぎる方だったのではないかなと。
人間が誰しも「弱さ」を持っていますし。
私には、戦場や未知の国での体当たりの報道は到底できません。
そういう所へ、鴨志田さんのようなカメラマンや、ライターの人たちが行き、取材したものを安全な場所から見ることしかできません。
その報道の是非について、ここで述べるつもりはありませんが、報道をしてくれる人がいるから、私はそういう場所について、ある程度知ることが出来、考える機会を与えてもらっています。
そういう働きをしてくれていた方がいた…ということを、せめて忘れないでいようと思います。