【8月14日】
この日は夏コミ3日目であるが、我々はサークル参加しないので、のんびりと過ごそう、ということになった。
護国寺に母方の墓があるので、まずはお参りに行く。
コミケの時にしか参らない不孝者であるが、コミケ参加してなければ、もっと状況回数は減っているので、どうかご勘弁、ということで許してもらっている。(←つもり)
その後、久々に動物園にでも行くか! と上野へ。
夏休み期間の割には、暑さのためか、覚悟していたよりは混んでいない。
数年前、動物園ではなく、隣接の博物館へ行った時にはひどい大雨で、姉がレインブーツを購入したなぁ…ということを脈絡なく思い出す。
上野動物園は、ゴリラなど絶滅危惧種の繁殖なども手がけている。(これは地方の動物園でも、それぞれが飼育している動物について試みられている、動物園のもう一つの重要な役割)
以前は工事中だった『ゴリラの森』が出来上がっていて、暑さの中、お父さんゴリラが家族のために一生懸命周囲を警戒していた。
恩賜公園なので、愛子ちゃんに外国から寄贈された象などもいる。(ペットが象…笑)
カワウソが、水のトンネルを通って、見学者の間近に設置されたケースへ顔をのぞかせる装置もあって、かなり間近にみられて可愛かった。
うちのnapに、やはりどことなく似ている…
また、上野はかなり鳥類が充実している。
猛禽類は入り口すぐに大きなケージで見られるし、かわいいキバタンがお出迎えしてくれるバードハウス(名前は違ったかも…)には、ボタンインコやフウチョウ、そのほかおなじみの可愛い鳥たちがいて、鳥好きだったら半日以上、あそこのコーナーだけで過ごす事もできると思う。
そこを抜けると、外のケージにオオハシはじめ、珍しい鳥たちがいる。
「カグー」という、サギに似た鳥がいて、姉と私は大喜び☆
…だったのだが。
あれ?
カグー、えらい威嚇して怒ってるな~?!
しかも後ろの方?
「あ。 ヘビじゃ…(広島弁:ヘビだわ)」
目のいい姉が、物陰にいたアオダイショウを発見。
上野は森になっているので、自然の生き物も多く、ケージに入り込んだりする。
「…ええんかな? カグーは食べられる事はないだろうけど、一緒にいるのはハトくらいの鳥だし…」
「管理事務所に言った方がいいね」
ということで、事務所を探してみると、幸いすぐ近くにあったので、姉が報告。
「カグーのケージに、ヘビがいます」
というと、そこにいた人たちが
「カグーのところにヘビ」 「カグーのところにヘビ」 「カグーのところにヘビ」
と、伝言ゲームのように周囲に連絡をする。(みんな傍で聞いてるんだから、いらんと思うんだけど…)
で、係の人が来て、
「ああ…カグーは食べようとしてるのかも…」
と私達に言った。
カグー、ヘビ食うのか。 そうか。
しかし、そうも言ってられないので、ヘビを見張る私達。
ケージからニュルリと抜け出たのを、丁度捕獲器を持ってきた係のおぢさんに教えて、見事逮捕☆
ベテランそうな人が若い係員に、「○○(カグーと一緒に入ってるハト風の鳥)の数を確認しておけ」
「はい。 一羽いつも物陰にいるやつがいるんで、それ以外は見えます、奴は後で確認しておきます」
というのを聞いてしまった。
○○(名前忘れた)、どうか無事にいてください。
その後、ペンギンたちの餌やりを見たり、暑さでダレきっている白熊を見たりしつつ、不忍池に足をのばして園を出る。
西園まで回るのは、流石に体力的に無理であった…
不忍池は、鶴をはじめ、色々な鳥たちがいたし、蓮がもう少ししたら花が咲きそうで、なかなか綺麗でした。
動物園近くの「植むら」がお手軽なランチをやっていたので昼食をとる。
久々の和食。 やっぱり和食はいい。
そうして、姉は自宅へ、私は本日から泊めてくれる友人と落ち合う為に東京駅へ、ということで上野駅で解散。
なかなか充実した夏コミでした。