横浜市泉区 
幼児サークル“さくらっこ” 
担当保育士のユカです  

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来週はさくらっこでも
私がお手伝いしている
子育て支援団体でも
ハロウィンのイベントを
予定しています

ハロウィンって
収穫のお祝いと
仮装して死者の霊を追い払うという
イベントというぐらいにしか
認識していませんでしたが

どうしてこんなに日本で
受け入れられるようになったのか?
元々の起源ななんだろう?
という疑問がわいてきました


こども目線で考えると

1,仮装する、何かに変身すること、なりきること
これはこどもの大好きな遊び!!

2,そしてTrick or Treat
いたずらかお菓子か

大好物の2択!!


3,おばけや魔女
目に見えない存在、怖いけどワクワクするものの遊び、空想の世界
こどもの得意分野!!

こどもにとって楽しい要素が
たくさんあるなと思いました


妹ちゃんの通う幼稚園でも
2年前にハロウィンが
取り入れられました

写真で様子を見ると
先生方もこどもたちも
生き生きとした表情で
黒幕の中を探検しつつ
トリックオアトリート!
と言ってうひゃーという顔で
お菓子をもらっている様子照れ


この顔を見たらまた来年もやろうと
なるのがわかります

今年から保護者も参加可に
なりました(仮装したら)

ハロウィンはこどもも楽しく
一緒に参加している大人も楽しい
ということかな

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元々の起源の方は‥と
調べたら

・古代ケルト人の1年の終わりの日が10月31日だった

・古代ケルト人は1年の終わりに収穫をお祝いし、またこの時期、この世と霊界を結ぶ門が開く時期なので、悪い妖精を追い払うという意味合いがあった

・キリスト教では11月1日が諸聖人の日として定められていて、10月31日はその前夜

・ハロウィンはキリスト教の行事ではない


キリスト教の行事だと思っていたので
まずびっくり

そして世界でもハロウィンを
取り入れている国と
まったく受け入れていない国に
分かれているということも
わかりました

日本で言う
お盆と大晦日と十五夜が
同じ日‥みたいな?

そしてさらに
ケルト人とは‥?と思っていると

たまたま寄った地区センターで
この本を発見

{B1D14EF2-14E2-4E36-A824-962E761088C9}

河合隼雄さんの
ケルト巡り

これを読んでわかったことは

・紀元前の歴史、ケルトの文化
・キリスト教の普及による影響、その後の歴史
・アイルランドにケルトの文化が残った理由
・アイルランドに残る魔女やドルイド
・アイルランドと日本の共通点
・世界に残る昔話、神話のタイプ分け
・グリム童話と日本の昔話の違い
・ケルトの昔話と日本の昔話の類似
・宗教と自然

などとても興味深い話しが
盛りだくさんで

改めて昔話や神話について
物語ることについて
自然の中で生きるということ
人間の立ち位置
世界とくらべた時の日本

など学ぶことがたくさん
ありました

日本の絵本を理解する上でも
とても大事なことが
詰め込まれていました

ハロウィンに関しては
記述はありませんでしたが
ハロウィンの起源である
ケルト人の文化について
垣間見ることができました
もう少し続けて調べてみるのも
面白いと思います

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ハロウィン最近では
盛り上がりすぎて
マナーの問題などもありますが

親子でイベントのひとつとして
楽しむのはいいと思います

ただその前に
日本古来の文化
お盆の時にご先祖様に手を合わせる
十五夜に収穫を感謝する
など季節の行事の
意味や儀式的なことを
しっかり伝えていかなければ
いけないんじゃないかと思いました

自分自身がちゃんとできている
訳ではないので
まずは日本の伝統をきちんと
身につけていきたいと思います