こんにちは。
とにかく明るい性教育 パンツの教室
インストラクター
元保健室の先生
さくら たくみです 
先週、勤務先の小学校で
小６の女の子が、不安が強すぎて、
学校で過呼吸を起こしてしまう
ということがありました。
情緒不安定になる、思春期の子。
過呼吸は、決して珍しくありません。
彼女はその日も過呼吸を起こし、
保健室にやってきました。
症状が落ち着いてきた頃を見計らって、
「何か心配なことあったりする？」と、
さりげなく聞いてみました。
すると、
「修学旅行が不安・・・」と言ってきたのです。
「どんなことが不安なの？」と聞くと、
「修学旅行に生理になったら嫌だなって思って・・・」というと、
その子は、みるみる涙ぐんでいきました。
小６の平均身長よりも、少し小さく
体重も軽いその子は、
まだ生理が来る気配はありません。
※『生理が来る身長や体重の目安』って、実はあるんです！
【パンツの教室】中級講座でお伝えしています(^^♪
修学旅行は来週。
少なくとも、修学旅行で
初経を迎える確率は低そうです。
でも、本人は本気で心配しています。
『生理が不安で過呼吸になってしまうのは、
何かあるな』
そう思った私は、その子といろいろな話を
していきました。
すると、その子は、
お母さんと３つ年上のお姉さんから、
「修学旅行で生理になると大変だ」
「お布団は血で汚れるし、熟睡できない」
「いつもトイレを気にしなくちゃダメだよ」
「トイレ休憩のたびに、ナプキン変えなきゃダメ」
「生理って、お腹痛くなるし最悪」
と、生理のマイナス面を、
たっぷりと伝えられていたことを
話してくれたのです。
もちろん、お母さんもお姉ちゃんも、
【本人のため】を思っての言葉でした。
でも、生理の経験がない６年生のその子は、
お母さんとお姉ちゃんの話から、
生理の辛さを想像し、
『そうなったら嫌だな』という強い思いから、
過呼吸になってしまっていたことが分かりました。
過呼吸の原因が分かった私は、すぐに担任に報告。
担任から保護者に連絡を入れてもらいました。
子どもたちにとって、
親元を離れて生活をするって、
楽しみでもある一方、ストレスになる子も多いんです。
私も、小学校の養護教諭として、１７年間
毎年、宿泊学習や修学旅行の引率をしてきました。
その時、必ずといっていいほど
体調を崩す子がいるんです。
・いつもと食べてるご飯が違う
・いつもと違う布団で寝る
・やることや行く場所が決まっている
・班別行動をする
など、『いつもと違う』ことが、
子どもたちにとっての、
大きなストレスとなります。
一泊だったらごまかせる時もありますが、
二泊する場合は、そうはいきません。
二日目の夜は、
『保健室部屋』としてとってある部屋が、
体調不良の子で、満杯だったこともあります。
いつもと違う環境だからこそ、
不安なく過ごしてほしい！！
そう思うのは、先生も親も同じ気持ち。
気持ちは一緒なのに、
対応の仕方が違うだけで、
こんなにも子どもの心に影響するんだなと
感じた出来事でした。
では、
どんなふうに対応すればいいんでしょう？
どんな言葉をかけてあげたら、
子どもたちは、不安な気持ちをもたずに、
生理と向き合っていけるのでしょう？
子どもたちにも、身近な生理のことだからこそ、
正しく・怖がらずに知ってほしい！！
そう思って、このシェア会を企画しました。
募集を開始してから、
まだ数日しか経っていないのですが、
すでに残席残りわずかとなっております。
男の子ママにも、女の子ママにも
聞いてほしい話を、たっぷり詰め込みました。
デリケートな生理のこと。
ここをしっかり話すことで、
親子の信頼関係が、ぐっと深まります。
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