「おまえみたいなもの…」
これを言われてから、何時間も色々な事が頭の中をグルグルと回っていました。
おまえみたいなもの…
ここまで言われたら、もう我慢しなくていいんじゃないか…
もうこんな生活イヤだ…
あの人さえいなければ…
今日荷物をまとめて明日実家に帰ろう…
でも、やっぱりやめた方がいいのか…
一緒に生きて行きたいと思ってたのに…
他の人ならどうするんだろう…
ここで出て行ったら、あの人の思う壺に…
でも本当に出て行ったら、あの人はどう思うんだろう…
自分のせいで息子が離婚する事になるのに…
でも我慢の限界…出て行きたい…
こんなような事を何時間もずっと考えていました。
グルグルグルグル、答えがでません。
母に相談しようと思い、何度も電話をかけようとしましたが、できませんでした。
昨日あの人に怒鳴られたばかりなのに、これ以上は……。もう少し待とう…。
答えを出せないまま、ずっと考えている自分にも嫌気がさしてきました。
まだ我慢しようとしている?
出て行っていいんだよ。
限度を超えてるよ。
ここまで我慢しただけで十分偉いよ。
もうこんなのイヤでしょ?
出て行きたい!
でも、「出て行く」と決められず…
その時、ふと兄の事が頭に浮かびました。
同じ子供の立場として、兄だったらどうするだろう。我慢するだろうか…。
たぶん私は自分で決める事が怖く、誰かに背中を押してもらいたかったんだと思います。
まだ仕事中だと思いましたが、電話しました。
兄は数分後にかけ直すと言い、私の話をきちんと聞けるように会社を出て、自分の車の中から電話をくれました。
今までも色々言われた事、そして今日の事を話しました。
兄は驚いて、とても怒っていました
でも、怒りを抑えながら私に言った事は
普通なら、とっくに出て行っている。
義母は尋常じゃない。
これ以上我慢する必要は全くない。
ただ、一番大事なのは旦那が私の味方かどうか。
旦那がこの状況で、私を守ってくれるなら急いで答えを出さない方がいいと思う。
そうじゃなかったら、先はないから帰っておいで。
というような内容でした。
その言葉に私は頷き、そうしようと思いました。
兄は、何かあったらいつでも電話して。と言い電話は終わりました。
私も決めれずにいたのは、夫の事を考えたからでした。
反対されても私を選んでくれた事。
ずっと一緒に生きて行きたいと思ってくれている事。
私が出て行ったら、相当悲しむだろう…
そんなふうに思っていました。
仕事が終わり夫が帰って来ました。
今日の義母からの電話の事。
そしてもう我慢の限界だという事を真剣に言いました。途中からは涙がポロポロ溢れ…
それを聞いた夫は、その場ですぐに義母に電話をしました。
続く………
すっかり暗くなってしまいましたが、読んで下さりありがとうございます