両家顔合わせの後、私は自分の荷物をまとめたり、送ったり、夫の元に行く準備をしていた
夫は医者になってから一人暮らしだったので、ソファーやテーブルなどそのまま使える物が多く、冷蔵庫と洗濯機を大きいサイズの物に買い替えたくらいで、私の荷物はダンボールで5〜6個送るだけで大丈夫
顔合わせの時に義母が言っていた「結婚は三回忌が終わってから」という事を両親は気にしていた。
父が「結婚が1年も先になるのであれば、籍も入れずに中途半端な状態になる。さすがにそれは親は賛成できないよ」と。
夫に電話で確認したが、亡くなった義父の親戚がなんだかんだ言う可能性があるから、顔合わせの時に義母が言ったと思う。でもそんな先になる事はないから大丈夫だよ!と。
両親も私も夫の言葉を信じるしかない
結婚する本人が言ってるんですから
私は最後の1週間は有休を使い、白衣にさよならし退職した。
その間、私の親戚から結婚祝いをいただいていた。両親は兄弟が多いので、入学祝いや結婚祝いなど、やり取りがとても多い
結婚祝いの場合は、結婚前までの大安の日に家に持って来てくれるため、たくさんの親戚が来てくれていた
地域によって違うと思いますが、私の地域は結婚祝いは頂いたら、親が半返しでお返しをし、残りのお金を結婚式や新婚旅行のために子供に渡す事になっていた。
私の場合は結婚式も新婚旅行も、この時点では全く話は出ていなかったので、残りのお金はそのまま現金で受け取り持って行く事にした
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これが…そうですぅ〜 義母激怒案件です
いよいよ実家を離れる日
でもしばらくは1〜2ヶ月に1回は帰省する予定だったので、それを楽しみに頑張ろうと涙をこらえて、駅まで送って来た両親に「いってきます。またね!」と行って改札を通った。
列車の中では、色々な思いで頭がごちゃごちゃになっていた。楽しみよりも不安が多く、誰1人友達も知り合いもいない土地で暮らす事、義母の事…
でも自分で決めた事!頑張ろう
駅に着き、夫が迎えに来てくれている
嬉しそうな夫の顔を見てホッとしていた
ら、ら、ら、ら、
ん?なんか少し遠くに義母と義姉に似た人が見えるような…気が、気が、気が
ほんものー
えっ?と夫の顔を見ると「いや、勝手に来たんだよ。びっくりするから来なくていいって言ったんだけど」
な〜に〜??まじですか…
近づいてきた…
その時、私は普段通りジーンズでラフな格好をしていた。(夫もいつもジーンズでラフです)
そしたらキレイな格好をした義母と義姉が「ちょっとでも顔出そうと思って」と言いながら、義母が私の服装を汚い物でも見るような目で見た。
それに気づいた義姉が、「じゃあ、また今度ゆっくりね」と言って義母を連れて消えて行った…
は〜??いきなりちょっと不快…
いつも顔合わせの時のようなスカートを履いていると思っていたのか
不安がよぎったが、一緒に暮らす訳ではないし、たまにしか会わないだろうし、どうにかなるだろうと思っていました
今思うと…
この時、たくさんの爆弾が1つずつ、カチッとセットされていくのを知らない私がかわいそうでならない………