私が働いていた病院は、とにかく飲み会が好き。



私がいた病棟は、病院内でも誰もが認知しているくらいの飲み会好き集団でした。



歓送迎会の他にも、日勤終わりに先生達も一緒に飲みに行く事がしょっちゅう。



たまたま病院のすぐ近くに美味しい居酒屋さんがあったので、帰るつもりがなぜか行きたくなってしまう…照れ



仕事終わりのビールは本当に最高で(私はビール大好き人間)ラブ生ビール



若い先生は何かと仕事があり、遅くまで病院にいる事が多いので、定時になんて帰れない日勤の看護師達は、仕事で残っている先生をよく誘って行っていました。

(おごってもらうつもりではないです。きちんと割り勘にします。誘いづらくなるので)





そんな事を何度かしているうちに、夫は私の1歳下だったので話も合い、他の同年代の看護師も仲良くなりました。 


みんな夫に対してはストレスフリーで仕事ができるようになっていました。



「いい先生だなニコニコ




語弊があるかもと思いますが、看護師の中には医者狙いの人も一定割合います…



私は全く考えた事もなく、どちらかといえば私はいち看護師。一般庶民のひとり。医者は住む世界が違うと感じていました。






秋になる頃、準夜だった私とたまたまナースステーションで2人きりに



「先生、まだ帰れないの〜?呼び出される事もあるんだから、帰って寝れる時に寝たら?」

と、いつもの感じで言ったら




「いや、ちょっと今度ご飯食べに行かない?」




えっ、2人で?それとも何人かで⁇⁇⁇



と思いながらも

「うん、いいですけど、もちろんご馳走してくれるんですよね〜ニヤリ」と咄嗟に答えた私。



笑いながら「するから!連絡先教えて」




そこから2人でご飯に行くようになり、距離が近くなっていきました。





でも、私は深くは考えないようにしてました。
というより、私はそんな事を考えちゃダメ!というのが頭の中にあったからです。




なぜなら、その時、私の父は建築下請けの自営業を閉じて、タクシー運転手だったからです。
公務員でも会社員でもなく…


本当に親不孝な娘です。
こんな事が頭の中にあったんですから…




イヤな予感は的中しました…



父がタクシー運転手。
この事も、のちに義母に怒鳴られる事になったのです…