輸液
①生理食塩水
医師に指示されて、行うのが輸液の原則ですが、
ただ指示だから行うのでは意味が全くないし、看護師の資格はそんな人にはいりません。
なぜこの薬を、この患者に行うのか、、、
きちんと理解して行ってほしいのです。
血管に入れる水分は水なら何でもいいのかというと、そうではありません。
蒸留水は、滅菌された水なので注射してはいけないのです!!!
蒸留水は人間の体液に対して濃度が薄いです。
血液にはいろんな成分が混ざっているので水より濃度が濃いです。
濃度が違うと、赤血球の溶血など(簡単に言うと、赤血球の成分が破壊される)おこってしまうのです。
赤血球の溶血内容↓
濃度が濃い液体の中に赤血球細胞を入れると、赤血球内と外側の濃い液体の濃度が等しくなろうという力(浸透圧)が働いて、赤血球内の水分は外に出ていこうとする。。。。。その結果、赤血球はクシャっと潰れてしまう。。。。反対に薄い液体の中に赤血球を入れると、今度は薄い液体が濃い赤血球内に流れ込んできて、膨張、破裂してしまう。。。。。
そこで濃度調整☆
点滴で水分を体内に入れたいけど、純粋な水だと濃度の関係で×。
だったらなにか混ぜて、人間の血の濃さに近い液体を作ろう(^O^)/
と、できたのが生理食塩水です。
生理食塩水というのはなにも特別な薬品ではありません。
簡単に言えば1リットルの水に0.9gの食塩を溶かしただけのものです。
つまり0.9%食塩水。。。。。。
この0.9%というのがミソで、食塩の場合、こうするとちょうど体液と同じ濃度になるんですね。
なので‘生理食塩水’と言います。略して‘‘生食’’
食塩(塩化ナトリウム)の成分である塩化物イオンとナトリウムイオンはどちらももともと血液中(細胞外液)にふつうに含まれている成分なので人体には大きな影響はありません。 注射してもOKです。
しかし、医療従事者の方の中には、水と勘違いしてばしばし使っている方もいますが・・・・
これは、立派なくすりなので、十重に理解して使用していただきたい・・・・・
薬です。くすり!!!
生理食塩水(500ml)を点滴すると、細胞外液にすべて入ります。
125ml(25%)は、血漿内へ
375ml(75%)は、組織間液へ入っていきます。
なんと、細胞内液には0%
生理食塩水は細胞外液補充液ということです☆
それが、なんなんだ!・・・・・・・・・・・・・・・って感じですか?
つまり、生食は細胞内には、水を取り込まないということです
細胞診などに使われたりします。
細胞診なのに、なんで保存しますか?ホルマリンですか?
というのは考えられていない質問になります。
手術室でも、おなかの中を、生理食塩水で最後に洗ったりします。
細胞を通り、腸などに水を取り込まないので。。。
しかし、組織間には水を取り込むので浮腫っぽくなります。
そのため、ムーベンとういう薬で、腸を洗う医師もいました。。。。。。
また、生食はガン細胞もそのまま保存します。
生食で、おなかの中を手術中に洗うことで、
がん細胞が他の所に転移してしまうことだってあるのです。。。。。
そのため、正常な細胞には良くないのですが、滅菌蒸留水で洗う医師もいました。。。。。
良い細胞も壊してしまうかも、しれないけど、ガン細胞も抑えてくれる。とのことです。。。
このように、生理食塩水がどのようなところで使われているのかを振り返ると、
薬のことを理解していればいるほど、納得のいく、使用がきちんとされていたりします。
勉強や、疑問に思うこと。
恥ずかしがったり、遠慮しないでだれかに、聞くことがとっても大事です。
また、きが向いたときにちょくちょく書きます・・・




