今年高校を卒業予定の娘が

1歳のときのお話だから、

もう16年も前のこと。


でも今でも、鮮明に覚えていること。








NICUに入院していたとき



胎盤剝離で生まれた子は

今はなんともなくても

将来どんな障害が出てきても不思議ではない

体に栄養が行かなかった時間があるからね




と医師から言われた。






退院前に撮った頭のMRIでは

脳内出血があった。

(低出生体重児は血管も未熟で、よくあることらしい)





だからか、

無意識に

命にかかわる状態でなければ

なんでも受け入れる心の準備ができていたように思う。






片方の股関節が脱臼していると

脚の長さに差ができる。

何ヶ月か装具をつけて治す(ようだ)。ネットより。





診察の結果、

脱臼はしていなかった。





どうやら

単純に、脚の骨の長さが違うようだ。





上手に歩けるようになってくると

ビッコを引くと。




左右差により身体が傾き、

側弯症(脊椎が曲がる病気)になってしまうので


短い方の脚が厚底になっている専用の靴を作り、

外へ行くときはそれを履くらしい。






そして1ヶ月半〜2ヶ月ごとにレントゲンを撮り、


左右差の程度をみて

長い方の脚の成長を抑制、または

短い方の脚の成長を促進させる治療をするんだとか。

(短い方を伸ばしてやってくれーいニヤニヤ)





将来成長がとまったときに

左右差が2cmを超えるようなら

手術をすることになると思います、





とのことだった。




そのとき、丁寧な計測をもとに作ってもらったのは


総革の小さな小さな赤い靴で、




その後足のサイズが大きくなっても

同じ靴で(それしかない)




出産祝いにいただいた可愛いファーストシューズは

結局日の目を見なかった。



その後数年間うちの小さい人は

3万円以上するとても高価な革靴を履いて、

保育園でどろんこ遊びなどをしていた(ギャー)ゲッソリ





※お兄ちゃんの向きが正解。

   寝てもさめても、おてんばな子だった。