佐藤青南「犬と逃げる」
切なくも温かい「犬との絆」を描く感涙ミステリー!
雄大な雲仙岳を背後に、有明海にのぞむ長崎県島原市。小学校の校庭に一匹の犬が迷い込み、近所の動物病院で保護された。
犬の体に装着されたマイクロチップから、名前は「クララ」、飼い主は東京にいることが判明。
一方、東京の多摩川河川敷で身元不明の遺体が発見される。
警視庁の刑事たちは、被害者は新聞配達員、配達先の家と犬をめぐりトラブルになっていたという証言を得る。
捜査線上に浮かんだ容疑者は現在行方不明で――。
東京と島原、点と点がつながり、犬と人間のわかちがたい愛情が浮かびあがる、感動の長編ミステリー!
愛犬家の皆さまへ――犬はつらい目に遭いませんので、安心してお楽しみください。
Audibleにて。
再生時間 7時間52分
ナレーション 行成とあ さん
Audibleの新刊に出て来まして、
犬が好きだしミステリーだし、
犬はつらい目に遭わないと書かれていたので
読んでみました。
が。
単刀直入に言って、
私には面白くなかったです![]()
全くもってミステリーではない。
設定もよくあるパターンで。
罪を犯した男、
転校生で孤独な女の子、
母はシングルマザーで元夫はDV。
登場人物がみんなステレオタイプで、
主要人物以外は嫌な人が多い。
(最初に登場する学校の先生は
もっと重要な役回りかと思いきや
生徒に寄り添わず警察に告げ口するのみ)
DV元夫が一番のクソ人間でしたが(言葉が汚くてごめんなさい)
「おっちゃん」も結局のところは罪を犯しているわけで、
なんの同情もできませんでした。
犬のクララにだけは感情移入していたのですが
クララ側の視点に切り替わったところで
「そういうこと!?」と思い、ガッカリ。
そういう設定だったか…![]()
感動を狙ったのでしょうか。
エピローグもきれいにまとめすぎて![]()
ネタバレになりますが、あんなクソ男にひっかかったお母さんが
そんなハイスペックな人と再婚できますかね。
ストーリー展開も予想通りで
最初から最後まで、火サスのようでした。
作者の他の作品を調べてみると、他にも犬を扱ったお話があり。
同じ刑事が出ているようで、
結局はその刑事たちが主役であって
他の人達は結局脇役だったのだなぁ、と。
犬は好きだけど、犬の視点からのお話は
あまり好きではないと気付きました。



