マルホの女～保険犯罪調査員～1話
柏木奈津子・特技、論理的思考。極度の負けず嫌い。極度の潔癖性。
遠野亜希・特技、直感。元レディース総長。負けず嫌い。
この物語は多種多様な保険が乱立する現代社会において、巧妙化する保険犯罪を企てる悪に対し、ふたりの女性調査員が真実を暴き出す物語である。
保険調査員の柏木奈津子（名取裕子）と遠野亜希（麻生祐未）は、社長・三ノ宮幸三（宇梶剛士）からチケットをもらい、桜川建設主宰のチャリティ・コンサートに出かける。
主催者の社長・桜川雅人（升毅）の登壇が始まる。
突然、「月刊真実を読んだぞ！何がチャリティーだ！!」と桜川を罵倒する観客が現れた。
動揺した桜川は演台の水差しを倒してしまった。
さらに会場の主電源が切られて、ライトが消えて真っ暗に…。
次の瞬間、演台付近で火柱が立ち、桜川は観客の目の前で火だるまになって焼死してしまう。
パニックになる会場内。
翌日、出社する奈津子と亜希に二等辺三角形になるように立つよう指示する三ノ宮社長。
警察と消防は漏電で発生した火が原因の不運な事故とみるが、ホールが支払う賠償金は莫大な金額に。
施設賠償責任保険が下りるかどうかのアジャストリサーチに調査依頼が、入ったと三ノ宮社長。
奈津子と亜希はさっそくホールの支配人・樋口健一（長谷川初範）に会いに行く。
社長のこだわりから、ホールの音響効果が、世界最高クラスだったと。
「縁台の上にあったウォッカが、こぼれたときにコンセントにかかったことで火事になったようです。社長はあがり症なので、ウォッカを用意するんです。」と樋口。
「この度のこと、保険でまかわなければ、桜川ホールは倒産してしまいます。」と樋口。
桜川建設の統括本部長・設楽直樹（袴田吉彦）も現れて不幸な事故を謝り保険の件を頼むが、奈津子はなぜ事故と言い切れるのか、自殺や殺人の可能性もあると反論する。
警備員に話を聞くと、月刊ゴシップ誌に桜川建設のチャリティ・コンサートは詐欺であると中傷記事を書いたフリージャーナリストの鵜飼剛（日向丈）は中に入れるなと、桜川社長に言われていたと言う。
奈津子と亜希は真相究明に乗り出す。
その矢先、設楽が会社で葉巻を吸っていて、心臓発作で死亡してしまう。
民間科捜研の勝山(近藤芳正)に、葉巻の成分調査依頼をする。
ニコンチンの高濃度が出ていると言う。
あきらかに、殺人だ！!
※民間科学研究所の勝山は、亜希の暴走族時代の後輩なので、ピシッ、パシッと、叩いちゃうの。
犯人は、設楽だと思っていたのに～
(升毅さんのブログにブルーシートのお家を作ってもらったとありましたが、ここだったんですね
)
さらに、裏あるようで、楽しみです