「救命病棟24時・第3シリーズ 最終回」
東都中央病院で集団食中毒が発生。進藤（江口洋介）や楓（松嶋菜々子）たち、食中毒から免れた医師や看護師は同僚の治療にあたる。
そんな時、黒木（香川照之）は全身熱傷患者の受け入れの連絡を受けた。黒木は、進藤を見やる。だが、進藤も答えに詰まってしまう。と、そこに河野純介（川岡大次郎）が現れた。進んで治療に加わる純介を見た進藤は、熱傷患者受け入れを黒木に促す。
鉄道の復旧工事中に重機の下敷きになった作業員が搬送されてきた。
「哲夫、頑張れよ!」と声をかける付き添いの作業員。
手術室に運び込まれる。
「哲夫、哲夫、哲夫は助かるんですか？」と河野(小栗旬)に聞く作業員(相島一之)。
「東京の復旧工事で仙台から出てきたんです。毎日、毎日の働きづめで、あいつ、あいつ、衛護の声が聞こえなかったんです。ちくしょう！ちくしょう！」と悔しがる作業員。
手術室の外で待つ河野と作業員。
手術が終わり、手術室から進藤(江口洋介)が出てくる。
「先生。」と近づく作業員。
「申し訳ありません。」と進藤。
「全力を尽くしました。亡くなられました。」と進藤。
「何で、哲夫が死ぬんだよ。」と作業員。
手術室に入って行く。
「哲夫、哲夫。」とすがりついて泣く作業員。
「俺たちがどんなに頑張っても、東京の復旧は無理だ。」
「こんなにでかい町がめちゃめちゃになっちゃったんだもんな。瓦礫片付けて、掘りおこして埋めて片付けて。掘りおこして埋めて、切りねえや。元に戻すなんて無理なんだよな。」と作業員。
「いつまでこんなこと続くんだよな。」と悔しがり泣く作業員。
・・・・。
＊ずっと見たかった相島一之さんの出演している救命病棟24時がありました