またまた長いことブログをお休みしてしまいました。

ここでも少しお伝えしていましたが、じつは転院先を探して奔走中に、祖母が他界しました。

支店に異動して間もない余裕のない日々の中での出来事でした。

一緒に暮らしていた頃、いつも私のことを最優先してくれた祖母に、私はもっとしてあげられることは無かっただろうか。

そんな自責の念もあり、ブログを更新することすら後ろめたい気持ちになったというのが正直なところです。

お別れが近いことを予感していたはずなのに…

母や妹、それに友人も皆、「よくやったよ。きっと感謝してると思うよ。」と言ってくれますが、それでも後悔は尽きないものですね。

母に代わり、仕事を持ちながらキーパーソンとしての役割を果たしてきた月日は、とても大変でしたが、老いるということ、生きるということ、死ぬということを祖母が身をもって私に教えてくれました。

最後のお祖母ちゃん孝行をさせてもらえて良かった、今はそう思っています。

我が家は祖母のことを昔から何故か「マミー」と呼んでいました。大人になってからは、その呼び名が少し照れくさいこともありましたが、認知症で少しずつ新しい記憶から消えていき、孫の存在がわからなくなっても「マミー」と呼ぶと返事をして、不思議と私達の名前だけは呼んでくれました。

施設入所の際、車から祖母を降ろす時に一番力のある主人が抱えようとすると怖がった祖母でしたが、私が代わり、難なく車椅子に乗せてみせると母や主人が驚いていて、自分でもその時に初めて介助のコツが自然と身に付いていたことに気付きました。

それから数年後、今は母の介護にとても役に立っていることを思うと、それすらも祖母が教えてくれたように思えてきて、感謝の気持ちで一杯になりました。

自宅で介護していた頃、私と妹で入浴介助した後にいつも3人でお蕎麦屋さんまで手を繋いで歩いたこと、施設に入所した祖母に会いに行き、ご飯を食べさせてあげたこと、3人で笑ったこと、今となっては全てがかけがえのない思い出です。

皆様も愛する人との時間をどうか大切にお過ごしくださいね。