こんにちは
子供の教育、受験、不登校
介護、看護、看取り・・・
家族の将来に
不安を持つ母親のための
ファミリーライフあんしんサポーター
🌸桜ようこです🌸
今日は現在、訪問看護の仕事をしていて
ターミナルケアにかかわり
看取りの時期を迎えた方が
おられたので
「親の看取り」について書こうと思います。
このような終末期を
迎えられる方もあるという事を
知って頂けたらと思います。
緑豊かな田舎の閑静な住宅街。
90歳代の肺がんの男性Aさんと
70歳代の息子様夫婦と
1匹のワンちゃんが
お住まいの家に
訪問していました。
その方は肺がんの終末期・・・
でしたが、とても90歳代とは
思えない位しっかりされてました。
訪問時は、かすれた声で
よくおしゃべりをして下さり
自宅周辺の散歩にも
楽しく同行させて頂いた事を
思い出します。
息子様がしっかりされていて
お父様のサポートをされており
お嫁様は「今まで元気にしてくれてたので
手がかかって大変だと思った事はない。」
と言われる位元気な方でした。
動けている間は、息子様が
一緒に病院まで付き添いされ
帰りにスーパーで買い物を
するのが楽しみだった様子。
病院へ行くのが難しくなってからは
訪問診療に切り替えられ
状態が悪くなった時は
私達訪問看護ステーションに
連絡頂いたり
緊急時は往診医に直接
連絡され診察してもらったり
していました。
気になる様子もきっちりと
時系列でスマホに入力されて
おられました。
この方法は、状態を言い忘れることなく
して欲しい事や
欲しい薬も抜けにくいので
みなさん、活用すると良いですよ！
はじめは、いよいよ
状態が悪くなれば
ホスピスへ行けるよう
ちゃんとホスピスとも面談され
何かあった時は移れるように
段取りされ、きちんとされて
見習う事が多いご家庭でした。
やはり、「家で看取る」となると
ご家族の負担は
身体的にも精神的にも大きくなりますし
それなりの覚悟が必要になります。
本人様は家が一番！という方でしたが
やはり家族の負担や色々考えて
ホスピスも了承された感じでした。
息子様はとてもお父様思いの良い方で、
可愛がっていた愛犬トイプードルが
亡くなって気分が落ち込み気味な
お父様のために、元気を出して欲しいと
新しく「茶色で子犬のトイプードル」を
飼ってこられました💖
その子犬を見て
それはもう、Aさんはたいへん
喜ばれ元気になった事を聞き
私達もとても嬉しく思いました。
つい、2週間前までは
デイサービスに週2回通われ
少し年下の男性利用者さんと
将棋の対戦をするのとお風呂が
楽しみの方でした。
それが、歩行困難になり
ストーブで火傷したりするようになり
ベッドからなかなか起きれない
状態になってきました。
訪問看護も週1日から
毎日訪問に変更。
息子様、やはり不安な様で
訪問看護も朝晩来て欲しいくらいと
言われていました。
苦痛の緩和に「オプソ」という
麻薬を口から飲んだり
飲めなくなってからは
麻薬の持続注射に変わりました。
酸素マスクも必要な状態になり
もう、動かすには厳しい状態。
本来はホスピスに移って
最期を迎える予定でしたが
息子様夫婦も考えられたのでしょう。
訪問で医者やナースが来てくれる
という事もあり
もう、ホスピスには行かず
お父様は家にいてもらって
最期まで見届けようと決断された
ようでした。
深夜、ちょうど往診医の緩和治療中に
苦しまず、ゆっくり
息をひきとりました。
というお知らせが届きました。
私達訪問看護ステーションの者としても
とてもつらく
さみしいお知らせになりますが
そのように最期を過ごされる方も
いるという事です。
よそのお宅では
どのように最期を
看取られているかなんて
詳しくは聞きにくいですからね・・・
「後悔しないための親の看取り」
みなさんはこのご家族の
終末期の過ごし方について
どのように感じられましたか？
ご家族で終末期を迎えられ
悩んでおられる方は
いらっしゃいませんか？
感想や悩んでいる事など
コメント頂けると嬉しいです。
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