- ナミヤ雑貨店の奇蹟/東野 圭吾
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- 内容紹介
- あらゆる悩みの相談に乗る、不思議な雑貨店。しかしその正体は……。物語が完結するとき、人知を超えた真実が明らかになる。すべての人に捧げる、心ふるわす物語。
さすが東野さん!です![]()
最初から最後まで一気に読んでしまいましたよ(*^▽^*)
時間と空間を超えて入り混じる人間関係が、全てきっちりと納まっています。
子ども達の悩み相談に乗ってくれる雑貨店のおじさんは、やがて秘密裏にもっと真剣な悩み相談にも答えるようになっていました。
多くの悩める人々が、相談の回答から得た自分なりの選択とは・・・。
33年の時の流れの中で出た本当の答えとは?
時空を超えた手紙のやりとりから、サンドラ・ブロックとキアヌ・リーブスの映画「イルマーレ」の人情版といった感じを受けました。
前回読んだ湊さんの「サファイア」でも感じた感想ですが、他人の「言葉」をどう受け止めるかによって、人の人生は大きく変わるものですね・・・。
「言葉」は発した人よりも、それを聞いた人間の側の受け止め方によって価値が変わるのですね。
どんなに素晴らしいものが近くにあっても、気がつける能力が自分になければ仕方ないわけですから、やはり、幸せを手に入れる一番の基本は「自分」のあり方でしょう。
○おまけ○
その時の自分には響かなかった言葉・・・
時々、ふと、
あの時に、投げかけられたその言葉の重さに気づいていたら、
と、思うこと、ありますよね。
未熟だった自分を振り返られるのだから、少しは成長してるのでしょうが・・・遅すぎます![]()
残念(^_^;)