黒部ダムHPを見たら、「くろよん50周年」を記念し、さまざまなイベントの案内がありました。
ダム内部の監査廊や計測装置など、普段見ることのできないポイントをご紹介する今年限定の見学会を実施するとあり、参加者募集が載っていました。

興味のあった、「黒部ダム見学会 ~電力をささえるダムを知る~」に応募したら、奇跡的に当たりました。

まず、前夜に信濃大町に入り宿泊。
信濃大町駅前から扇沢行きの始発バスに乗りました。
扇沢で始発のトロリーバスに乗り、黒部ダム駅到着。

「黒部ダム見学会」開始10分前に、集合場所(黒部ダム駅駅長室前)に集合。
<駅長室前で簡単な説明と確認後、スタッフ用ドアから通路に入り、ヘルメットを渡されかぶります。
黒部ダムに残っている素堀りのトンネルの見学説明会場に案内され、ダムの構造・日ごろの保守管理などのレクチャーを受けました。
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建設工事記録の映像を見ながらボディチェックがありました。
セキュリティの関係上、写真撮影はOK、動画はNG。

この素掘りのトンネル部屋は、50年前の建設時の状態を保っていて、岩盤を崩すために爆薬をセットした穴跡がそのまま残っていました。ここがとても硬い岩盤だとわかる跡です。
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ヘルメットのほかに、安全帯を装着するように準備されていて、説明を受けながら装着。
安全帯という物を初めて装着しました。
どこでこれが必要になるかは、「お楽しみに」とのことでした!

装備が完了したら、通路を移動して、エレベータで橋脚内部を降りました。
最初の見学は監査廊からロックテスト坑に入って行った、
岩盤とダムのコンクリートの接合部の強度試験をした場所でした。
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次は、監査廊を進み、ダムクラウンのたわみ測定場を見学。
ダム湖の水量変化でダムにかかる水圧が変化します。
水圧変化により常時変わるダムの壁の傾きの幅を計測している機器です。
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写真の顕微鏡のような物から覗き、たわみの幅を計ります。
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目視なんですね。ちょっと意外でした。50年前からずっと測定しているんですね。

さらに黒部ダム内部の監査廊を進み、「お楽しみ」のダム中央部に行きます。
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すみません。見学会2に続きます。