20代前半にグランドオペラ『カルメン』を観たけど

 

この時、何だかよくわからず

結構退屈だった

 

 

オペラはチケット代ばかり高くて

難しいものという印象のまま

今に至っていたけど

 

 

オペラが観たいと思うようになったのは

オペラのよさがわかりそうな年齢になったから?

 

 

ヴェルディ作曲『椿姫』

 

場所は新国立劇場

 

 

オペラハウスには目立つのは

白髪の素敵なおじさまやおしゃれなおばさま

 

60代以上の方が多かったと思う

 

 

 

『椿姫』は

パリ社交界を舞台に

高級娼婦ヴィオレッタの純愛と悲しい運命が

美しい旋律とともに描かれる

 

 

私が好きなのは第1幕

 

 

着飾った大勢の人が登場する華やかさ

ヴィオレッタの濃いピンクのドレスはとりわけ美しい

 

かの有名な「乾杯の歌」は早くもこの場面で歌われ

楽しい気分を盛り上げる

 

 

この時は気づかなかったけど

華やかさにちょっと手を貸していたのが

 

ステージ上の鏡

 

ずいぶんたくさんの人がいるなぁと思っていたけど

鏡の効果もあったのね

 

第1幕が終わってから気がついた

 

 

 

ヴィオレッタとアルフレードの情熱的な愛に

 

誰かを本気で愛し愛されるときめきを

ほんのちょっぴり懐かしく感じながら

 

 

大人の恋愛にどっぷり浸かっていった

 

 

 

初めの華やかさから

 

ヴィオレッタが余命いくばくもないことや

アルフレードの父に頼まれ身を引くことで

 

かげりが出てきて

舞台もシンプルで暗くなってくるけど

 

 

オペラのおもしろさで

最後の一瞬まで飽きることはなかった

 

 

 

これから私、絶対オペラにはまるラブラブ

 

 

 

オペラを観ておくと

 

ガラコンサートなどでアリアを聴いても

もっと楽しめるようになる

 

 

オペラを観なければ

どんな場面で歌われているのかイメージできず

いい曲だと思っても感動はない

 

 

でも、これからは場面を思い浮かべ

心情に寄り添って聴くことができる

 

 

 

『椿姫』を観て本当によかった

 

 

『カルメン』も今観れば

若い頃わからなかったことが

理解できるようになっているのかもね

 

 

 

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