新幹線に乗って東京へ

 

アルバイトがつらくて

心が折れそうになっている娘と

 

三菱一号館美術館の角のカフェで待ち合わせ

 

 

ところが、ナント2時間待ちびっくり

 

 

さすがに待つ気になれず

 

美術館の中庭のカフェに変えた

 

テラス席はすでに予約でいっぱいで

 

店内の入口付近の狭い席に案内された

 

 

 

 

娘がポツポツとアルバイトのつらさを話し出す

 

 

覚えることがたくさんあり過ぎて覚えられない

覚えられないからミスして注意される

 

娘は「言葉に傷つく」と嘆いていたので

罵倒されるようなこともあったのかな

 

 

一方で

 

細かいことを気にしてしまう自分の性格も嫌だ

と言っていた

 

 

とにかく自信を失くして

グルグル思考に陥っていた

 

 

 

まずい

 

下宿に戻れば一人なのでさらにまずい

 

 

 

なので、娘に言ってみた

 

このまま一緒に家に帰ろうよ

明日、車で(下宿に)送ってあげるから

 

娘はびっくりしたようで

初めは二の足を踏んでいたけど

 

結局、そのままショルダーバッグ1つで

家に帰ってきた

 

 

 

人からあんなに冷たい目で見られたのは初めて

 

その夜は怖くて眠れなかった

 

グチはあとからあとから出てくるけど

 

一人で抱え込むより

はき出している方がずっと気持ちは紛れるはず

 

 

 

今朝もグチは続いていたけど

 

娘はちょっと明るくなって

 

私もやらかしていたからな

 

あれ?笑い話に変換されてきている

 

 

確かに

 

プロフェッショナルなスタッフと

何もわからない新人アルバイト

 

見方を変えればコントのようでおかしい

 

 

 

結局、娘はアルバイトをやめる決心をした

 

学生と二足のわらじでやるには

このアルバイトのハードルは高すぎるって

 

 

かつての私なら

もうちょっとがんばるように

背中を押したと思うけど

 

そうだよ、そうしなよ

 

最近は力が抜けている

 

 

娘は電車に乗って

ちょっとだけ気持ちを軽くして東京に戻った

 

 

 

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