こんにちは!

 

「昭和女子のライフスタイル」の Sakura です

 

現在55歳

 

フルタイムの仕事は勤続31年になります

 

                      

私が結婚してからの人生は実母の介護・子育てがメインでした

 

これまで、ほんとうに語りつくせないエピソードと思いがあります

 

 

だからこそ、新しい人生のスタートを切りたい!

 

 

と思い、ブログ発信に取り組むことにしました

 

 

まずは自己紹介

 

少し長くなりますが、最後まで読んでいただけると嬉しいです

 

 

 

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29歳で結婚するが実母の異変に気づく

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29歳で結婚、夫の実家で同居生活

 

年に1,2回の海外旅行を楽しみに仕事に励みました

 

しかし、すでにこの頃から

実母に異変を感じていました

 

 

34歳で双子出産

 

慣れない育児に孤独を感じつつも、実母を頼ることはできませんでした

 

実父はすでに他界し、実母はひとり暮らし

 

混乱はすさまじく

しかし、病院に行くことを頑なに拒んでいたことは

問題を複雑にしました

 

一人娘として否が応でも巻き込まれることになりました

 

 

数年後、実母をだますようにして病院に連れて行き

認知症(アルツハイマー症候群)の診断を受けました

 

子育ては夫と協力したものの

フルタイムの仕事、そして常に実母の心配がつきまとう

フラフラな毎日

 

幼い子ども達に優しく接する心の余裕もありませんでした

 

 

一方、夫の両親にはよくしてもらっていたものの

私はどうしても自分の家にいるという実感を

持てずにいました

 

同居を解消することを密かに決意し

夫を根気よく説得し

子ども達の入学を機にマイホームを持ちました

 

 

 

 

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42歳でやっと実母が特養に入居できた!

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実母は夫の送迎で、昼間はデイサービスに通いましたが

夜になると騒ぎだし、電話で呼び出されることも度々でした

 

「○○がない!」と意気消沈した声に

何度ドキッとさせられたことでしょう

 

実母自身がしまい忘れていることはわかっていましたが

一晩中探し回る姿を思い浮かべるとかわいそうで

真夜中に車を走らせて飛んでいきました

 

それなのに、いざ実母に探し物を見つけて渡すと

「ありがとう」の言葉ではなく

娘である私が隠したと疑い

罵倒されました

 

認知症だと理解していても

それは私にとってとても辛く、悲しく、耐えがたいことでした

 

そんな私を不憫に思い

実母に対して常に優しく接していた夫も

たった1度だけ

ものすごい剣幕で

目に涙を浮かべて抗議したこともありました

 

 

実母のひとり暮らしも夫や

私のサポートも限界にきていることを察し

特別養護老人ホーム探しに奔走しました

 

 

 

ようやく入所が決まったとき

私は42歳になっていました

 

 

 

それまで母のことに振り回され

家族にもさんざん迷惑をかけました

 

特に子ども達には

母として愛情を十分にかけられなかったという負い目を

今でも感じています

 

なので、実母の入所以降

大きな不安から解放されたことで

今度は、家族のことを最優先に考え

突っ走ってきました

 

 

 

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子育てと介護と仕事を両立できたのは…

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子育て、介護と同時に続けていた仕事は30年以上になりました

 

仕事を続けられない、辞めたいと思ったことは

1度や2度ではありません

 

でも、その度に、必ず助けてくれる人がいて

背中を押してもらいがんばることができました

 

 

例えば、こんなことがありました

 

私は、実母や双子のことで

突然、仕事を途中で抜けたり

お休みをもらったりすることが多くなりました

 

私がいない分の仕事は

必ず誰かが背負わなければなりません

 

ただでさえ忙しい職場に

大きな迷惑をかけていることは

誰に言われなくても

私自身が1番よく分かっていました

 

職場にいる私がどのような表情をしていたのかわかりませんが

ある方がこう言葉をかけてくれました

 

「お母さんの代わりはいないよ…」

 

シンプルな言葉ですが、この言葉にどれほど救われたでしょう

 

こんな私のことを理解してくれている人がいると思えたことは

大きな支えになりました

 

ある意味、仕事があったことで

ひとときでも子育て、介護から離れることができたのは

ありがたかった

と、今では思っています

 

 

 

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介護と子育てを両立させたキャリアの30年で忘れ物に気づく

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2020年秋、母は、92歳で旅立ちました

 

私の生活を犠牲にしてでも尽くしたので

全く後悔はありません

 

 

気がつけば、子ども達も大人の仲間入りをする年齢になり

これで介護と子育てに一つの区切りがつきました

 

 

 

そして、今…

 

 

子育てと介護が重なってしまったことで

私の人生には大きな忘れ物があることに気づきました

 

それは自分自身のことが

全くなおざりになってしまったことです

 

目の前の現実に疲れ果て

自分のやりたいことが何かを考えることも

自分を大事にしようという気持ちも

ありませんでした

 

介護と子育てに区切りがついたことで

自分のやりたかったことに思いをはせるようになりました

 

 

いろいろな人との交流を広げたい

 

いろいろなことの学びを深めたい

 

 

現在55歳

 

ようやく人生の主導権が私自身に回ってきました

 

自分の人生は自分でデザインすることをモットーに

ゆっくりと穏やかに歩んでいきたいと思います

 

 

 

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私の趣味・好きなこと

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私の趣味は

 

旅をすること

 

舞台を観に行くこと

 

そして文を書くこと

 

 

若い頃は、海外にばかり目が向いていましたが

最近は、国内をのんびり旅することに

興味があります

 

観光名所を巡る旅ではなく

そこに暮らしているかのような旅に

憧れています

 

 

舞台を観るのは

生身の人間のエネルギーを感じたいから

 

ミュージカルは特に好きです

 

 

文を書くことでは

手書きにこだわって

文通や回覧ノートを続けています