大変ご無沙汰しております🤣
公式HPを作ったのはよかったですが、書きたい事をつらつら書く場所がない…ので2年ぶり?に再開。
さて、下関少年少女合唱隊創立60周年記念委嘱作品を書かせていただき、無事初演を迎えました。
「同声合唱とピアノのための こころ」
金子みすゞの5つの詩による合唱組曲です。
昨年夏頃、指揮者の能野先生から委嘱のお電話をいただきました。さらっとお話すると私自身、少年少女のOGでしたので(そう、ずっと合唱やっていたのです!)60年という大切な節目に委嘱をいただけた事は嬉しさ反面、歴史の重みを感じると責任が重くのしかかりました。一方で、金子みすゞで…とお話をいただき、私自身これまでみすゞの詩で歌曲を書いてきましたので、合唱組曲を書く事は悲願でもありました。
紆余曲折ありながらも1年程かけて完成させましたが、最初の詩の選定は当然のように難航し、3つの詩は選べたのですが、なかなか2つが決まらない。そこで能野先生から金子みすゞ研究家でいらっしゃる木原豊美さんをご紹介いただき、お話を伺いにいきました。
色々お話を伺う中で見えてきた事も沢山ありましたし、最終的に5曲目に「こころ」という詩を据えて、金子みすゞの生涯を描きたいとお伝えしました。何度かの木原さんとのやり取りを経て、3・4曲目に当たる「あらしの夜」「萬倍」をお示しいただき、ようやく5つの詩が決まりました。
実際に音を書き始めて、まず1曲目の「もくせいの灯」これは金木犀ですが、1曲目なので一番気合いが入ったものの手探りで書きました。
2曲目の「大きな文字」みすゞの詩にはユーモアのある詩もいくつかあって、以前「蛙」という詩で歌曲を書きましたが、子供達が空いっぱいにこどもの国と書くんだー!というような楽しい詩です。
3曲目の「あらしの夜」荒々しいところから始まる曲ですが、やはりみすゞらしく、海の奥底に、また遥か遠くの夜空に静かに眠っている様子を描いています。
4曲目の「萬倍」これはもうクライマックスにしていいようなスケールの大きな詩。唯一のソロを入れましたが、とても気持ちよくメロディを書けた部分。
そして終曲「こころ」。みすゞに捧げる気持ちで書きました。全てではありませんが、かなりの長さがアカペラです。途中5声になる部分もありますし、和声も難しかったのですが、本当に子供達頑張ってくれました。本番もとても美しく、チャレンジしてよかったです。
前述した木原さんに、初演が終わり感想をいただきました。ご紹介させていただきたいところですが、あまりに宝物のような言葉をいただいたので、こころにしまっておこうと思います。ただ、嬉しくて涙が止まりませんでした。
もうお一方。私が隊員だった頃の指揮者、原田先生。
能野先生から「穴見に書かせてやってくれ」と、原田先生が何度も仰っていた…と伺いました。泣きました。
今回は、本当に泣く事が多かった😭
昨年、金子みすゞの5つの詩でみすゞの生涯を描きますとお電話で原田先生に恐る恐る伝えた時(まだ書き出してなかったので不安で不安で)原田先生「良いと思います!あなたならできます!」と昔と変わらぬお声で言い切ってくださいました。先生が背中を推してくださったから、私は、この大きなテーマに突き進む事が出来たように思います。
ということで、1年にも渡るみすゞとの旅が一旦終わりました。少しお休みして、また詩集を開きたいと思います。
あ、下関少年少女合唱隊、来年3月に東京公演もありますので、また近くなったらご案内させていただきます。



