私が作るときは、バターか極少量のコンソメスープで明太子をときほぐすのだけれど、子どもは、少量の牛乳に醤油などとともに明太子を入れて、うっすら温めてからパスタを和えていた。
これが、なかなか、美味しかった



バターや生クリームを使っていないので、あっさりとしていて、そして、何より、明太子の粒もきれいにときほぐされているし、パスタもパサパサせず、ほどよくしっとりしていて、食べ終わったときに、お皿に明太子が粒々と残ることもなく、うまくパスタにからまっていた。
「美味しいね」
「どんなふうに作ったの?」と聞いていると、
もう一人の子が、
「最近は、どっちが料理、上手いのかな?」と聞くので、
「もう、母を越えてきたよ」と言うと、
パスタを作った子が、
「う~ん、どうだろう。。。
ただ、何が美味しいものかっていう舌を作ってくれたのは、お母さんがいろいろと手作りしてくれたからだよね。自分の食べたいものの味を考えて作ることができるようになったし」と。
最近は、年齢、体力に見合わぬ仕事量で、家事全般に手抜きで申し訳なく思っていて、宝くじでも当たったもんなら(買ったことないけど
)、体力のあるうちに、子どもが家にいるうちに、仕事を辞めて、少し緩やかな時間を欲しいなぁと、真剣に考えている。

ただ、この後の学費と老後を考えると、それもできず、届いた人間ドックの結果を見て、タメ息をついている数日。。。
でも、子どもの言葉で、少し救われた。
ワーママ全開で、日々追われる子育てのなかで、子どもの周囲のママたちを見ると、足りてない自分を責めたくなることばかりだったけれど、食べることだけにはこだわってきたのは伝わってたんだなぁと。
後ろ向きで、少しニヤリとして、ちょっとウルッとした休日のお昼間。。。