さて、これまでのことを綴るといったものの、何を書けばいいものか。
振り返ると7月13日からブログを書いていなかった。この空白の期間をどう埋めるか。
その時何をしたか思い出せぬ。
何かの記事でみた。
「三日坊主も100回続ければ1年」
確かにそうだ。理屈では。
それができたら苦労はしません。
色んなことを思い出すため、大分遡ってみることにした。
今から8年前、自分が20歳の頃。
あれは卒業制作で撮った映画の打ち上げだったはず。
新百合ケ丘にある、もう行き過ぎて飽きたのを通り越し感謝の念しかないモンテローザグループの居酒屋に入る前に、講師の人が話しかけてきた。
「お前はやったことをすぐ忘れるから、その時何を考えてたかノートに書きなさい」
確かそんなことを言われた。
これもおぼろげだ。困ったものです。
「あ、はい」と、生意気に返事したことを覚えてる。
何かに挫折したのか解かれないまま放置された数学ノートのページをめくり、真っ白な紙を前に言われた通り何を考えてたか脚本を照らして思い出してみる。
〈シーン〇〇 土手カット1 土手で再開するシーン〉…瞬きをしない
〈シーン〇〇 田園カット3 決断するシーン〉…瞬きをしない
〈シーン〇〇 田園カット5 別れ〉…瞬きをしない
あー、瞬きのことしか考えてなかったなー。
そう思い、そっとノートを閉じた。
結局、そのノートは最後まで描かれることはなかった。
まあしかし書いたことは覚えてるもので、その姿まで鮮明に映る。というか蘇る。
あ、
思い出した。
7月13日
僕は浅草にいた。