ここ最近実家に行ったり来たりしている。
といっても近いからよくあることなのだけれども。
忘れないためにここにメモのように記しているのも、生まれてから過ごした我が家が引っ越すからってのもあったり。
関係ないことばかり思い出すけど。
コツコツと片付けをしてもまだ100分の1にも満たない。
どこにこんな量の荷物が埋まってたのか。
もうブックオフに行くのは飽きた。
大切にしていたものが30円で売られていく屈辱。
1時間待たされて受け取った長〜いレシートを手で握りしめる。
あとに引き伸ばして金額をみる。
2736円。
笑みがこぼれる。
いやな大人になったものです。
夕方、せっかちな父と庭にある錆びた謎の鉄の棚の解体をはじめる。
何に使ってたんだこれは。
蚊取り線香を焚くまもなく作業に入ったため、刺された箇所にバッテンする隙間もなくなる。
錆びてネジが外れないのを見兼ねた父が。
ハンマーで叩き割ろうという。
夕暮れに轟く金属音。
ただただ近所迷惑だ。
棚に付いた土をかぶり、棚は綺麗になっただけだった。
おとなしくコツコツとネジをまわして外す。
ベッセル?とかいうネジ回しレンチをうまく使えない自分をみて父の笑い声が響く。
よくわからないが、なぜか少し恥ずかしかった。
窓の中をみると、母が何かをぐつぐつ煮込んで夕飯の準備をしていた。
目線を戻すと、「本当はもう飲む時間なんだよ」といい父は片付けをはじめていた。
土と錆びをかぶり、蚊に刺されただけで1日を終えた。
なんだったのだこの作業は。
しかし、懐かしい気持ちと、この家ともお別れとなるとなんだかせつなかったな〜
結局、全部引っ越し業者に頼むんだろうな〜
今でも変わらず歌い続けてるなんて、泣けてくるじゃないか。
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