こんにちは。森本智子です。
今日ね、地元の市民病院で年に1回の定期検診の日でした。
8年前の冬、子宮内膜症になったの。
チョコレートのうしゅ、って言ってね、本当なら排出されるべき経血が子宮に溜まって、古い血液だから赤から茶色になって、内膜に癒着する病気。
中学生の時から生理痛で寝込んだり吐いたりしてたし、母も子宮系の病気を患って入院してたから、私には生理痛があるのが当たり前になってました。
今になって、病気を当たり前と思ってた過去の自分が怖いです
。
。身体にかなりの負荷をかけていたんだなぁ。
8年前、息子が不登校真っ只中でございました
。
。毎日、毎日、
「今日は学校行くかな」
「今日も学校行かなかった」
「進路、どうなるんだろう」
「この子の将来に希望はあるんだろうか」
そんなことばかり気にしてました。
そりゃー、病むわ
。
。（病は気から、と申しますよね）
今だから、8年前を振り返って客観的にみられるけど。
その当時は必死だったから。
見えない息子の心と格闘してた。
息子からしたら、毎日、毎日、私の言葉や態度に追い詰められてただろうと思う。
私の「あなたの為を思って」って心配のエネルギーはぎゅうぎゅうに柔らかな息子の心を縛り付けてたと思う。
心配だから、って思いは重たいから。
圧力をかけてるのと同じこと。
思われる方は身動きがとれなくなる。
良かれと思って。
息子の為を思って、って。
それを親の愛だと勘違いしてた。
かつての私のように、
勘違いの愛情をやってしまってるお母さん、多いです
。
。私のエゴを息子に押し付けて、どうにもならない思いを持て余して、私は自分の身体に病気を作り出しました。
「左卵巣を全て摘出しないと、将来、ガンが発生するかもしれないから取りましょう」
ってお医者様の言葉に激しく動揺して。
セカンドオピニオン（違う病院に行って検査と診察を受けて）でも同じ内容で。
その前に母を胃がんで亡くしたことも重なって「死」が怖くて。
左卵巣を摘出したらもう生理痛とはオサラバって思ってたのに、手術後も痛くて寝込んだり体調に波がありますが。
8年経った今、
「筋腫はあるけれど温存で様子を見ましょう」
ってことで落ち着いています。
「自分の身体は自分で整えること」
これを意識するようになったおかげだなぁ、って思います。
病院からの帰り道、
「生きてて、良かった」
って思ったらポロポロ泣けてきて。
8年前のアレコレ。
他人の視線。
投げつけられた言葉。
不登校のこと。
病気のこと。
そんなん、どーでもいいや。
ただ、生きてて良かったな、って。
病気になってなかったら、って考えたこともある。
息子が不登校にならなかったら、って思ったこともある。
息子が心臓病でなかったら。
娘が喘息でなかったら。
母が生きてたら。
そしたら。
私は、ただ単調な毎日を平々凡々と重ねるだけで、この命に感謝する機会がなかったかもしれない。
単調な毎日がどれだけかけがえのないものか。
考えもしなかったかもしれない。
奇跡の確率で私たちは生まれてきた。
それだけで本当にすごいことなのに、ね。
あなたの命も。
あなたの側にいる大切な人の命も。
奇跡と奇跡の中で出会う。
「いい一日だったな」
って、一日いちにち丁寧に重ねて生きたいなぁ、と思います。
行く前は嫌だったけどね、1年に1回の検診もそう思って受けたら大切なことに気付かせていただきました。
あなたにとって、今日という日が大切な1日でありますように。
あなたという存在を、あなたが大切にしてあげてね。
ここまで読んでくださってありがとうございました。
私を見つけてくれてありがとう。
あなたがしあわせでありますように。
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