夫回⑩いかがでしたでしょうか。
今回は、夫回⑩にあった失敗に終わった夫婦カウンセリングについて、私目線で書きたいと思います。
私は、あの時あのカウンセリングは、夫に部があったとは思っていません。
でも、私がカウンセラーを信用できなくなった。
それは、カウンセラーの言葉にひどく傷ついたからです。
では、なぜ傷ついたか?
『奥さん、そういうフワッした物言いやめた方が良い。』
と、言われたからです。
普段なら、良くないか、伝わらないか。
と思えたかもしれません。
でも、当時の私は、ハッキリと言うことをあえて避けていました。
なぜ、避けたか?
それは、夫が自ら気付くことが大事だと思っていたから。
以前コメントにいただきましたが、
[9年の間にいくらでも引き返すことができたはず]
この言葉は、とても重いと私は思っています。
私は、引き返す大きなタイミングは、2回はあったと思っています。
ただ、日々にも引き返す小さなネタは転がっていたはずです。
例えば、夫と買い物に出かけて、日本酒の好きな夫とお酒を選ぶ。
ちなみに私は下戸です。
なので、全力で夫のためのお買い物です。
イベントで来ている酒蔵さんのお酒はこの
時にしか買えないからと2本買う。
夫は、
「向こう(赴任先)で呑むわ。」
と言って、一本を赴任先へ持ち帰る。
そして、不倫発覚後に妻は気づく。
あぁ~、あの還暦バアさんと呑む為に買ったんだ・・・と。
妻と選んだお酒を不倫相手と呑み、そして身体を重ねる神経。
そして、それを知った時の妻の心の痛み。
(お酒を呑めない私が悪いのか、とすら考えました。)
逆の立場で考えた事があるのか?
そういったことに気づかない人間は、また繰り返すと思う。
だから、ハッキリ言わなくても、そういう些細な事を想像して、夫が自身の神経や感覚のヤバさに気付き、少しでもチクリと胸を痛めることが大事だと思っていた。
それが真っ当になった証だと思うから。
でも、その大量にある些細な事を、全て私の口からハッキリ言ったところで気づく人間になれると思っていないから言わないようにする。
(参考程度にいくつかはハッキリ言いました。)
気づかせるため、そして、どこまで真っ当になったかを評価するため、のらりくらりと話す。
それが、男性には何が言いたいのか分からずイライラしたのでしょう。
不倫で全否定された私には、そのカウンセラーの言葉で再び全否定されたように感じ、言いようのないイラ立ちと悲しさでワァーと泣いた。
今では、伝え下手な私がお察しくださいと話すわけだから言われても仕方ないと理解できますが、でもカウンセリングで傷つくことってあるんだと実感した出来事でした。
そして、その後は夫回⑩にもあるように
バアさんと連絡取っただけ謝って!となる。
妻子ある身でバアさんと不倫するために連絡を取る
→妻に申し訳ない事をしてきたと思えるか?
そこに気づけるか?
そう考えたわけですが、伝わってなかったようです。
笑っちゃいますよね。
でも、これも今振り返ると夫婦で向き合ってきた再構築史だと最近になって思えるようになりました。
お読みいただきありがとうございます。