こんにちは。カンです。
能登地震の被災者の方にお見舞い申し上げながら、筆を執りたいと思います。
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記述が現在や過去を行ったり来たりしているので、「それ、前にも書いてましたよ」ということもあろうかと思います。ご容赦頂けたら幸いです。

前回書いたような事があって、我々は夫婦カウンセリングなるものを受けてみよう、という事になりました。
 妻が一緒に過ごしていて傷ついたことなどを話す。それに対して私はどういう意図で話したのか、行動したのかを話す。それをカウンセラーに聞いてもらう。
3〜4回は受けたと思います。

 先生は親身になって話を聞いてくれました。
「旦那さんはこうした方がいいんじゃないですか?」
「奥さんは旦那さんがこう思ってるのだから理解してあげましょう。」
みたいな事を言ってくれます。

 ただこのカウンセリングは破綻しました。何回目かの面談で、いつもの調子で妻が「ここが不満だった」というようなことを話します。それは表面だけ見たら、もしくは正しいかどうかだけで言えば私に分がある内容でした。
カウンセラーさんもそう思ったのでしょう。
「ん?今のはよくわからないな〜」
「こう捉えれば、そんなに悪く思わなくてもいいんじゃないか?」
「それを言うと、旦那さんは何もできなくなりますよね?」
といった感じで私の肩を持ち始めます。
それで妻の心が壊れて泣き出してしまいました。
 このカウンセリングは、ここで終焉を迎えるわけです。

 この頃くらいから、事あるごとに
「不倫相手とラインした数と同じくらい謝ってほしい」と言ってくるようになります。

私はこの言葉の意味が全くわかりませんでした。
もう暴露のときに謝ったじゃないか。
毎週帰省するたびに
「不倫してすいませんでした」
と言えばいいのか?
会うたびに謝るなどという事は、
したこともされたこともありません。

また、帰省すると
「会っていない平日、何を考えて過ごしてたか?」と聞かれました。
これも苦しい質問です。
こちらはもう謝罪したのだから、
次のステップに意識が行ってるわけです。
 また期間中の不倫相手との事は、意識的に思い出さないようにしていました。
これを思い出して、思い出した内容を謝罪のネタにするのだろうか?
 それはまた妻をキズ付ける結果になるだけなのではないか?
 そういう思いがあって、会っても何も言えない状態に陥ります。

 全力で家庭運営の助けになることをする。
妻が機嫌よく笑ってるならそれで良し。
そう思うようにしていました。
いつか分かってくれる日がくる。
そう思うしかなかった。

今ならわかります。
ちゃんと時間を取って、妻の話に耳を傾ける。
その主張が正しいかどうかではないです。
ただただ、「こう思った」ということを聴く。そしてその時の妻の気持ちに思いを馳せる。
それが当時はわからなかったわけです。
ただしかし、妻の話だけ聞いていたらいいわけではありません。

貴方はどうだったの?
どう思ってたの?

ということにも答えなければなりません。 
 これは結構私には難しい事でした。
不倫脳のまま答えることと、不倫脳から脱した状態で答えるのとでは、全然違ってくるのです。

 ちゃんと反省できて、心の汚れが落ちた状態で会話をしないといけない。
汚れた心のまま、形だけは元に戻ってきたシタ側は、サレタ側の問いにはまともに答えられないのです。

ではどうやって汚れた心を雪いでいくのか?

このあたりは次回記述しようと思います。
ご拝読、ありがとうございました。