Xデーの1年記念日。
夫から何か話があるだろう。
あれだけ暴露の日付を夫自身が覚えていたのだから。
そのために今まで何も無かったかのように日常を回していたと言っても過言ではない。
Xデー記念日は、Xデーと同じ服装をしてみる。
姉から似合っていると褒めてもらったワンピース。
しかし、何もなくスルー。
1年の心境の変化とか何も話す事ないまま、普通の週末を過ごして終わった。
あぁ、この人は本当に向き合うことのない人なんだ。
そろそろ考えないとなぁ~。
そう思った。
うん。
もう、夫は思考と心の不自由な人。
腕のない人に目の前の物を掴んでと言っても腕がないわけだから掴めない。
夫は心の腕がない人と思うことにした。
その人とこれから一緒に過ごす覚悟を持てるか、それを考えていくことにした。
まだ時間はある。
すぐに別れられないのだから、どうせならその期間は大事にしたい。
考えた。
夫は、本を読める人だ。
コレと思った本をAmazonで買い漁った。
サーっと読んでコレだと思った本を読書課題のように渡した。
それともう一つ電子書籍のサポートブックを購入してお互いに読んだ。
この頃から夫の身体に異変が起きはじめる。軽い睡眠障害も出る。
きっとストレスからだろう。
本気でブチ当たってきた証拠なのかもしれない。
自分を否定する作業になるのだから仕方ない。
気の毒だか、通らなければならない道だ。
夫自身も自業自得と言った。
そして、心療内科に通うまでになったろんは、もっとツラかっただろうと言った。
ブックハラスメント、いわゆるブッハラは意外と夫には合っていたよう。
このタイミングだったからかもしれない。
まだまだ道は遠いけれど、本を読んだ感想などを聞くと心のあり方みたいなものが変わってきたように感じた。
そして、週末に夫婦で話合いの時間を作ろうと決めた。
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