今朝2時、
さくらは老衰のため、16年の生涯を閉じました。
私達家族のそばで、苦しむことなく、静かに眠るように、天寿を全うしました。
夜10時ころから少し呼吸が荒くなりましたが、
12時からはいびきをかいてよく眠っていました。
そして夜中の2時ころ、コクン、コクンと深呼吸をしながら2回だけうなずいたあと
そのまま静かに息をひきとりました。
目は開いたままでしたが、とてもとても穏やかな表情でした。
昨日の朝、病院で点滴を受けた帰り道に、
天気が良かったので久しぶりに近所の公園に寄ってみました。
そこには、先日の激しい花嵐にも負けず、
満開の桜がまるで私たちを待ってくれてたかのように
咲き誇っていました。
4月も半ばというのに、他はみんな葉桜になってしまっているのに、
とても驚きました。
最期のお花見はあきらめていたのに、
昨年、次の桜もさくらと一緒にここで笑顔で見れたら…と言った私の願いを、
さくらはがんばってかなえてくれたのだと思います。
一年前に前庭疾患で倒れたさくらと、私をずっと励ましてくださったみなさん、
本当にありがとうございました。
今は意識がぼうっとしていて、何も考える力も体力も
残っていないと感じている状態です。
明日の夜7時に、さくらは天に昇ります。
もし覚えていてくださっていたなら、
東京の空を見上げてください。
大好きなバナナを持った可愛い可愛い小さな天使が
夜空を昇っていくのが見えるかもしれません。