柄谷行人の「世界史の構造」を読む。この本は私にとって、自分の中の違和感を説明してくれる本でした。
この本では、人間社会の成り立ち、推移を最初の氏族社会から、今の資本主義社会までを振り返り、その結果を踏まえて今の社会状況、これからの社会の方向性について論じています。
この本で興味深かったのは、資本主義社会はその拡大要因を考えると今後継続的な拡大が望めないこと、ポスト資本主義の考え方として、「他者を手段としてのみならず、同時に目的として扱う」社会が提示されていることです。
この本では資本主義の拡大条件として、「無限の資源」、「新たな消費者になりうる労働者の確保」、「継続的なイノベーション」の3つをあげています。3つめはともかく、今後、中国/インドでの近代化がすすむと1つめと2つめは難しくなりそうなことが容易に予想がつく。
その意味では近年のグローバルビジネスへの傾倒はもちろんのこと、企業のCSRの活動強化、環境問題への配慮の活動は資本主義社会の最後の延命活動なのかもしれない、とこの本を読んで思いました。
もう一つの、ポスト資本主義の考え方として、「他者を手段としてのみならず、同時に目的として扱う」社会が提示されていることですが、個人的にはこの考え方は腑に落ちました。限られた資源で継続した成長をするためには「一人勝ち」では駄目だと思う。これは感覚的に。
「他者を手段としてのみならず、同時に目的として扱う」という考え方は、結構浸透していると思う。Win-Winの考え方や、モチベーションやビジョン共有に焦点をあてた組織開発論なんかがそうではないか。ただ、「すべて」の人にという考え方にはまだなっていない。
「他者を手段としてのみならず、同時に目的として扱う」というのをすべての人に拡大することは本当に難しいことだと思う。ただ、個人的にはそうありたいと思っているので、自分の周り/目の届く範囲にはすくなくともそうあるように想像力を働かせたいと思う。
この本には他にもいろいろと考えさせられる内容があった。今度ゆっくりまとめをブログに書きたいと思う。
2010年 8 月 17 日 Twitter
関連記事:【読書記録】 世界共和国へ―資本=ネーション=国家を超えて/柄谷 行人
関連記事:【twitterまとめ】他者を手段としてのみならず、同時に目的として扱う
この本では、人間社会の成り立ち、推移を最初の氏族社会から、今の資本主義社会までを振り返り、その結果を踏まえて今の社会状況、これからの社会の方向性について論じています。
この本で興味深かったのは、資本主義社会はその拡大要因を考えると今後継続的な拡大が望めないこと、ポスト資本主義の考え方として、「他者を手段としてのみならず、同時に目的として扱う」社会が提示されていることです。
この本では資本主義の拡大条件として、「無限の資源」、「新たな消費者になりうる労働者の確保」、「継続的なイノベーション」の3つをあげています。3つめはともかく、今後、中国/インドでの近代化がすすむと1つめと2つめは難しくなりそうなことが容易に予想がつく。
その意味では近年のグローバルビジネスへの傾倒はもちろんのこと、企業のCSRの活動強化、環境問題への配慮の活動は資本主義社会の最後の延命活動なのかもしれない、とこの本を読んで思いました。
もう一つの、ポスト資本主義の考え方として、「他者を手段としてのみならず、同時に目的として扱う」社会が提示されていることですが、個人的にはこの考え方は腑に落ちました。限られた資源で継続した成長をするためには「一人勝ち」では駄目だと思う。これは感覚的に。
「他者を手段としてのみならず、同時に目的として扱う」という考え方は、結構浸透していると思う。Win-Winの考え方や、モチベーションやビジョン共有に焦点をあてた組織開発論なんかがそうではないか。ただ、「すべて」の人にという考え方にはまだなっていない。
「他者を手段としてのみならず、同時に目的として扱う」というのをすべての人に拡大することは本当に難しいことだと思う。ただ、個人的にはそうありたいと思っているので、自分の周り/目の届く範囲にはすくなくともそうあるように想像力を働かせたいと思う。
この本には他にもいろいろと考えさせられる内容があった。今度ゆっくりまとめをブログに書きたいと思う。
2010年 8 月 17 日 Twitter
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