10年間家族同然で暮らしてきたインコのぴーちゃんが
今日亡くなりました。
息子が小学生の頃に鳥を飼いたいとペットショップで
元気な雛を選んだ鳥がぴーちゃんでした。
気性が荒くて近づくと噛みついてきたぴーちゃん。
鳥かごから出してあげると子供の文房具をかんだり
おかずを食べようとしたり自由気ままだったぴーちゃん。
ダックスのクッキーを飼いだしたらライバル心燃やしてクッキー
をつついていたね。
私達があまりにもクッキーを可愛がるから可哀そうだと毎日
新鮮なレタスをあげ職場に連れていった主人。
1週間前から急に寒さを増す秋の季節が体にさわったのか
風邪をこじらしブルブル震えだした。年齢も年齢なので、温かい部屋でカバーをかけ様子を見ていたが
だんだん弱ってきて、いつも眠っていた。
そのぴーちゃんに鳥のさえずりのCDを聞かせると突然動きだし
餌を食べだしたのにはビックリ。
しばらくは綺麗な声で鳴いていたが、またぐったりしていた。
何度ももうダメかと諦めかけていたけど最後まで餌を食べ
はばたき頑張って生き続けようとした、ぴーちゃん。
でも急に異常な声で泣き出し必死ではばたきだした。
犬のクッキーが異常に気が付いたのか騒ぎだしクンクン泣きだした。
私もどうしていいかわからず泣いていると益々心配そうに鳥かごの
回りをウロウロするクッキー。
しばらくすると、ぴーちゃんの背中だけが静かに動いていた。
何十分たったのだろう私も息子もウトウトしてたてハッと起きると
ぴーちゃんは静かに死んでいた。
私も息子もずっと側で見届けていたのに一瞬眠気に誘われたうちに
死んでいた。
これも私達に対する最後の優しさだったのかもしれない。
嗚咽をあげて泣いているとクッキーもいつになくクンクン鳴いて
ぴーちゃんを触ろうとしていた。
クッキーも悲しんだね。
色んな想い出が走馬灯のように浮かんできて涙が止まらなかった。
この十年色々あったけど、ぴーちゃんに励まされ続けた。そして命の大切さをまた新たに教えてくれたね。
ぴーちゃん今までありがとう。
ゆっくり休んでね。