こんにちは。
11月に入り、木々が色付く季節となりました![]()
「読書の秋」ですね。
というわけで、最近読んで感銘を受けた本をご紹介いたします。
「色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年」
村上春樹
なぜこの本を読んだのかというと、本屋さんで文庫本を見かけ、その本の帯が気に入ったから。
↑これは単行本ですが、文庫本の本の帯に書かれていたことは、
「自分が見たいものを見るのではなく、見なくてはならないものを見るのよ。」
その通り
人は常に見なくてはならないものを見ている。
見ようとしなくてもすでに見てるんですよね。
人生とはそういうものです。
あ~~今日のブログはこれで終わっていいぐらいだ
本の帯って重要だね
主人公は駅を作る仕事をしているのですが、駅を作るというのもさくらにとっては
(適切な言葉が思い浮かばない)でした。
電車は必ず駅で止まり、そこで何人かの乗客が入れ替わり、次の駅へ向かって行く。
それが人の人生を例えているように思えたから。
 主人公はその止まるべき駅を作り、自分も人生の止まるべき所で止まる。
男女の生々しい性描写もあります
その男女の絡み合いが突然男に変わり、男と男
になったところも、主人公の真面目で純粋な性格や心理など、かなり奥深いものを感じました。
この作品は謎が多いですが、それをどう解釈するかは自由だし、本当のところは作者にしか分かりません。
まだ話が続くような終わり方で続きが気になりますが、恐らく主人公は彼女と結婚し、幸せな人生を送ったことでしょう。
さくらは最後にそう思いました。
止まるべき場所で止まって、見なければならないものを見て、彼は幸せをつかんだんじゃないかな。
とにかくとってもいい本でした。
かなり奥が深い。
この勢いで1Q84も読もうかな。
でもあれ長いんだよな。。。
村上春樹氏すごい。
天才ですね。
次回のノーベル文学賞期待しております
Sakura's Healing Salon



