こんにちは。
今日は敬老の日ですね。
敬老の日には、うちの大正生まれの祖父の話を書くのが恒例となってしまいました。
なので、今日は祖父の話![]()
祖父は自転車が好きで、よく自転車で買い物に行っていた![]()
80歳を過ぎてもまだ自転車に乗っていたので、娘に「危ないから乗るな」と言われていたが、自分はまだしっかりしているから大丈夫だと言って、いつまでも乗っていた。
祖父はよく、自動販売機でジュースを買って帰って来ていた。
近くにもコンビニや自動販売機があったのだが、わざわざ遠くの自動販売機に買いに行き、さくらによく“なっちゃん”を買ってきた。
「オレンジジュース買ってきてやったどーー
」
と嬉しそうになっちゃんを差し出し、さくらが美味しそうに飲むのを見て、満足そうな顔をしていた。
お金を入れてボタンを押すとジュースが出てくるのが面白いのか、それとも、さくらにジュースを買ってくるという理由をつけて自転車に乗りたかったのかよく分からないが、とにかくいつも決まった自動販売機に買いに行っていた。
どうしてわざわざ遠くの自動販売機に買いに行くのか不思議だったが、ある日、祖父のさり気ないひと言でその理由が分かり、度肝を抜かれた![]()
いつものように祖父が買ってきたなっちゃんを飲んでいた時。
祖父「うまがっぺ
」
さくら「うん、うまい
」
 祖父「あそこの自動販売機は、
うまいんだよ
またうまいオレンジジュース買ってきてやっぺ」
さくら「・・・・・。
」
祖父、いつも見守っていてくれてありがとう。
なっちゃんを見ると祖父を思い出してよく買っていますが、やっぱりあの自動販売機で買ってきてくれたなっちゃんが一番美味しいです![]()


